2016.06.29.水 悩めるZEH(ゼロエネルギーハウス)

育暮家むぱすに1984年から発電し続けている太陽光発電のパネルがやってきました。

京セラソーラーのパネルです。

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これは千葉にある京セラの実験施設エネルギーセンターで30年前から出力変化を暴露試験とともにデータ収集してきたものです。もちろん、現在も働き続けています。写真の中の下のパネルがそのパネルです。上のパネルは現在のパネルです。この30年間の技術の進歩でほぼ同じ大きさのパネルなのですが、発電量は2.5倍になりました。

育暮家はいほーむすでは省エネや住まいの性能があいまいなままで、太陽光発電ありきでいいのかなあ・・また、日本の屋根がみんな光る屋根になっては景観大丈夫かなあ・・

と思い太陽光発電にはあまり積極的ではありませんでした。でも、原発問題や地球温暖化問題、エネルギー自給率、家庭の消費エネルギーの増加などが課題解決がまったなしで何らかの自然エネルギーの活用は必要であることも事実です。国では2020年には新築の半分を、2030年にはほぼすべてをエネルギーを自給する所謂ゼロエネ住宅・・「ゼロエネルギーハウス・(ZEH)」にする計画を立てています。ZEHをゼッチと読ませています。

私たちもこの政策の中で決断しなければならないことも多く、悩めるZEHとなるわけです。この部分についてはまたの機会に。いずれにしても育暮家でも住宅のゼロエネルギー化を進めていくことになります。特に省エネ部分に関しては家庭の消費エネルギーを1/2することを目指す「Forward to 1985 energy life」 の活動を進めていますので、ゼロエネの前にまずは半分に、そしてその残りを太陽光発電などの再生可能なエネルギーを利用してエネルギーを自給する暮らしを実現していく・・これが育暮家のスタンスです。P6290383

太陽光発電の横には15年前の太陽で床暖房するOMソーラーのパネルを並べました。パネルの裏に手を当てるとあったかい空気が採れているのが解りますよ。こちらも独自に経年変化を見ていくためとみな様に身近に見ていただこうと設置しました。

パッシブデザインで自然と応答しOM床暖房や太陽熱給湯、断熱などの住まいの性能と快適性を向上させてその上で、太陽光発電を少ない面積で搭載していく。出来れば、本屋根でなくカーポートなどの屋根が利用し、高所でメンテナンスも大変なキラキラ屋根ばかりになることを押さえていくことが理想です。

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このような屋根には太陽光パネルはに似合ませんね。(掛川の住まい)※古民家の良さを活かした快適で省エネ、耐震、採光、動線改善に取り組んでいます。

 

是非、育暮家むぱすにお出かけいただいていろんな住まいと暮らしのヒントをお楽しみください。

 

 

2016/06/29/水 08:52 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path