日射遮薮「遮る」という
パッシブデザイン
パッシブデザインにおいて不可欠な要素になるのが「太陽や風の調節力」です。自然エネルギーをただ採り入れるという発想では季節、時間を通じての心地よさは得られないからです。
そこでもっとも重要になるのが「日射遮蔽」。夏には通風も大切ですが、それよりもまずきちんと日射を遮り、室温を上げる原因となる「熱」を家の中に持ち込まないようにすることが「心地よい夏の暮らし」をつくる基本になります。私達の実践例からご紹介します。
日射遮蔽のための技術
![しっかりと軒を出す](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-01.png)
軒やひさしを出すことは日射遮蔽技術の基本。
![和光の家](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-02.png)
和光の家 | 十分な軒の出は、雨の多いわが国の家の基本。そしてそれは日射を遮る部材にもなるのです。
![外付けの日射遮蔽部材](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-03.png)
日射遮蔽は窓の外で行うのが効率的。落葉樹等の庭木で日差しをやわらげたり、特に西・東側の窓には日射対策部材を取り付けることが必須。
![浪町の家](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-04.png)
蓬莱の家 | 庭もパッシブデザインの重要な場所。植物が日差しを柔らかくしてくれます。
![大岩本町の家](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-08.png)
大岩本町の家 | すだれを使ってのオーニング。
育暮家むぱすの西日を受ける窓に外付けルーバーをつけた
![内付けの日射遮蔽部材](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-07.png)
窓の内側に設ける障子、カーテン、ブラインドなどは、 日射遮蔽部材としてよりも、日射調整や断熱性向上を 図るものとしてとらえたほうがよい。
![](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-13.png)
![日射吸収率の低い屋根にする](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-09.png)
青木の家ではシルバー色の屋根材を使用しました。
![青木の家](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-10.png)
![断熱性能の高い窓にする](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-11.png)
断熱性能の高いサッシは日射熱を室内に伝えにくい。日射を透過しいくいガラスを使う。(遮熱型Low-Eガラスなど)
![向敷地の家](https://hihomes.co.jp/smallhouse/wp-content/uploads/2015/06/h6-12.png)