やっぱり、太陽でお湯を沸かそう

サービスヤードの設置と太陽熱給湯の据え付け場所を兼用させた例です。太陽熱給湯は日の当たる場所に設置させたいのですが、このような付帯する住まいの部分にうまく設置できるよう工夫できるといいですね。骨組みの強度にも注意ください。

こちらはリフォームで太陽熱給湯を設置した事例です。主婦にとって物干し場は場所、広さ、日当たり、動線など気になるポイントです。お隣とのプライバシー確保にも一役買ってもらうサービスヤードヤード、太陽熱給湯との相性もいいですね。

敷地が振れていて、南に建物を向けられない場合は屋根の向きも様々になります。そんな時、太陽熱給湯パネルをどこに載せようか迷いますね。
おすすめは、南西に向いた屋根。お湯はお風呂など夜間に使われる量が多いので、後半戦の太陽エネルギーを十分に使うことで、方位ハンデのカバーが出来ます。朝方の暮らしの方には東南もいいのかも、この辺は設計の醍醐味でもあります。

太陽光発電と太陽熱給湯を組み合わせて、エネルギー自給を実現した住まいです。ここで大事にしたのはメンテナンス。設備は必ず「更新の時期が来る」という事実です。更新リスクの軽減からも設備はできるだけ分散型が理想と考えます。
太陽熱給湯の屋根への設置は大量の水を屋根に運ばない、パネルタイプをお勧めします。

なぜ、育暮家はいほーむすは太陽熱給湯を勧めるの?

それは、やっぱり

  • ・省エネ効果が大きいこと
  • ・費用対効果に優れていること

それと

  • ・気持ちがいいこと
  • ・太陽はみんなに平等であること  などなど。

省エネ効果とは?

家庭で使うのエネルギーの約1/3が給湯です。
ここに自然のエネルギーを活用すること、とても自然です。

省エネ効果

費用対効果とは?

太陽熱給湯設備のイニシャルコストとランニングコストの比較です。 光熱費として給湯に使うコストは約¥5~60.000です。太陽熱給湯設備に掛かる費用は30万~80万円で6年から15年で元が取れ、そこから更に10年使えれば次の更新への貯蓄に回せます。

お風呂一杯(200リットル)のお湯をつくる時に必要な燃料代

太陽熱温水器を利用すれば、光熱費の約3割を節約できます。
請求書が来ない太陽熱エネルギーの利用で、電気、ガス代を節約できます。

費用対効果

気持ちがいいこと

それは地球にやさしく、
心置きなくお湯を使えるということですね。

平等とは

何と言っても太陽はだれにも分け隔てなく、そのエネルギー(恵み)を供給してくれます。後はどう私たちがそのエネルギーをうまく活用するかです。
「もったいない」の精神が早くに日本に太陽熱給湯を普及させたのですが、一時悪質訪問販業者がその芽を摘んだことが悔やまれますが、ここからもう一度「もったいない」を普及させましょう。

太陽熱給湯設備をどう選ぶ?

私たちは地産地建を大事にしています。

地元の企業で実績のある・矢崎さんの商品で解説します。

  • 給湯器接続型ソーラーシステム
    給湯器接続型ソーラーシステム

    今お使いの給湯器に接続して、暮らしの中に「太陽エネルギー」を目いっぱい活かせます。
    育暮家にはこのタイプがつけてあります。お湯の沸き具合確かめてみてください。

  • 太陽熱集熱器対応型エコキュート
    太陽熱集熱器対応型エコキュート

    “空気の熱”を利用するエコキュートと、“太陽熱”を利用するソーラーシステムを組み合わせた、2つの再生可能エネルギーによる給湯システムです。ご家庭で消費される給湯用エネルギーの約8割を再生可能エネルギーでまかなうことが可能です。

  • 太陽電池付住宅用ソーラー
    太陽電池付住宅用ソーラー

    太陽電池で水を循環させお湯を沸かして供給します。
    水道直結式で給湯圧力が高いのでお湯の勢いが違います。バスルームが2階にあっても、入浴はもちろんシャワーも快適です。

育暮家で面白く学べるよ

育暮家むぱすには、自然の恵みを生かす
体験と発見の仕掛けがあります。

年に1回、みんなで学ぼう身近な省エネなどの学び体験会を行っています。
太陽の日射量の多い静岡だから、子供たちから太陽の恵みについて体験しながら、覚えて使ってほしいんです。

太陽で沸かしたお湯の足湯です。とっても人気のある気持ちい体験です。

省エネイベントでは矢崎の販売店さんも参加して、楽しくしくみなどを解説してくれます。

ちょっとブレイク

太陽光発電とちょっと比較してみよう

太陽熱の知識
太陽熱の知識

太陽の方位と集熱の関係を知っておこう

(方位と集熱量)
45℃ぐらいまではそれほど心配しなくても大丈夫です。
下のデータを見てみましょう。
接地面の勾配で夏冬の集熱量の差があります。
でも、ここは知恵比べ。データを生かして住まいのプランや暮らし方と合わせて計画することで、我が家なりの太陽熱ライフを描きましょう

出典・独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 業務用太陽熱利用システムの設計ガイドライン 平成21年

提案です。 太陽の恵みをシェアできたらいいね。

お湯を譲り合う ※エネルギーを譲り合う

・自分の家の日照条件が良かったら
・自分の家で余るようなら・・
周りに分けてあげられるといいなあと思います。
暖かな太陽、暖かなお湯、きっと暖かな人間関係を育みます。

パッシブデザインをさらに詳しく知る