大井川の森の木でつくる家 私達とふるさとの木で家をつくりませんか。

緑の列島「森国日本」。
四方 を海に囲まれ 南北に長 い国土は 多様な気候を育み、私たちはその中に暮らしています。雨が多く災害も少なくありませんが、多彩な気候は長い時間をかけ世界に誇る豊かな土壌を育てています。そしてその土壌は豊かな森林を形成し、私たちはその恵みと共存して暮らしてきました。そうして育暮家はいほーむすは土壌に関心を寄せるようになりました。

日本の森林面積は2500万haで国土の 2/3が森林です。先進国は3番目の森林面積です。役割は森林資源を共有したり自然災害を防いだり、私たちと密接な関係があります。でも、多くの人は海岸沿いの平地に住み、都市も発達しているため日常ではあまり「森の国」であることを意識することはありませんね。写真は大井川の森の自然林です。戦争で森林資源を使い果たし、その復活のため大造林が行われました。女性や子供たちも苗を背負って植林したそうです。その結果、森林40%が人工林に変わっています。いろんな意味ですごいと思います。

私たちが大井川の森の木で家をつくり続ける理由

18年ほど前、全国で「近くの山の木で家をつくる運動」が立ち上がりました。「近くの山」と言われたとき、私たちは「大井川の森が近くの山なんだ」と気づかされたのでした。その後、森、里、海の豊かな連なりが私たちの暮らしと深い関りがあり、今山が荒れその連鎖が崩れかけていることを知りました。
であれば何をすべきか。私たちにできること、それは大井川の森の木を使っていく、大井川の森の木で家をつくることでした。

私たちの家づくりの素材となる木材は、大井川流域の森林約11.7万haで約850万m3の蓄積があります。育暮家の家づくりで使う木材は約250m3/年です。山に蓄積している資源の0.00003%しか使っていません。木は年間約3%成長するので、その3%を年間の活用量とすれば大井川流域では25.5万m3、家にすれば約10000棟分になります。とても家づくりだけでは使えません。この成長分の活用が出来て初めて持続可能な森に変わっていけるのですね。

大井川の森の四季

木の家づくりの魅力

木の家づくりの流れ

伐採

木は成長し40年を経過すると建築用の資材として伐採時期を迎えます。最初は柱材や床材、小幅板材に、さらに成長し太さを増すと梁材や幅広板材などに使用用途は広がっていきます。森から製材、建築現場へと木材は運ばれていきます。その距離が短いほどエネルギーを使わずに済むのですね。

乾燥

伐採された木は水分がいっぱい含んでいるので乾燥させなければ建築用材として使えません。山で自然に乾燥させたり、乾燥機などで強制的に乾燥させる方法があります。大切なのは木の持つ性質を傷つけないことです。

製材

丸太から角や平材に製材します。私たちは金谷の落合製材さんとタッグを組んで大井川の森の木を活かしています。たくさんあった製材所は残っているところが少なくなっています。地元の木を製材するところが無くなると山も荒れてしまいます。

加工

かつては手刻み(ノミ、のこぎりなどの道具を使って手作業で柱、梁を加工すること)だけでしたが、近年はプレカットと呼ばれ、工場で加工機械を使って加工する家づくりが主流です。育暮家は手作業を大事にしながら、この2つの方法のい良さを組み合わせています。

建前

基礎ができて建前です。30坪ぐらいの家では1日で組み立てが終わります。大井川の森の木が空に広がって住まい手さんが感動してくださいます。100年後も元気に建ち続けている家が目標です。

造作

内部造作は大工さんの腕の見せ所です。すべての造作材(敷居や鴨居、出入口脇など)は大工さんが加工して取り付けていきます。木材を平らにピカピカにするカンナを使う場面が少なくなっていますが、薄く削られたカンナくずは無垢の木の家ならでは贈り物です。部屋の形が見えてきて楽しくなります。

完成

完成し、各検査が終わるとお引渡しです。
引き渡し書類と共に玄関などのキーをお渡しします。新しいわが家とのお付き合いが始まる第一歩です。幸せになりまましょうね。

望めば大井川の森の木
100%の家がつくれます

森が守る・育てる 地域と地球

  • 森が自然災害を防止する?

    雨の多い日本、森の治水力に注目が集まるようになっています。「地面が茶色の森ばかりだね」陽が木の根元に達しなければ草も育たない。茶色の森は保水の雨量が小さいので川に一気に雨水が流れ込んでしまうのですね。

  • 森が地球温暖化効果ガス

    を吸収し土壌に蓄えてくれている。「ツンドラの永久凍土が溶け出して土壌の中に閉じ込められていたメタンガスが空気中に拡散」そうなんだ、土壌の役割を知ると見えてくることがあります。

  • 里や町の近くに森林があり、

    木材資源が地域の産業を生んできました。でも、木製品の需要が減り木の産業は衰退してしまいました。でも、脱プラスチックの流れにも乗って今一度、豊かな身近な森の資源を生かしていきましょう。様々なジェネレーションが集まればきっと何かができる。

大井川の森と私たち

植林や伐採体験

木の収穫(伐採)方法にはいろいろな方法があります。それぞれれ一長一短があり課題も少なくありません。ただ言えることは持続可能な森を残していくことです。伐採した後の森は元の自然林に戻すことがbestです。
様々な体験を通して森の役割を学ぶ植林や伐採体験にぜひご参加ください。

森歩き 森林浴

「森林浴」日本で生まれた言葉です。森に入れば草木や微生物がお互いを思いやって生育しています。木々は土壌や空気を介して繋がっています。私たちが森を歩いた時に気持ち良く感じるのは、そのつながりが肌に感じられるからだと思います。私たちは森をもっと身近な場所にしていきたいと思います。

小さな森の再生

私たちには夢があります。高齢化社会を迎えた日本に於いて使われなくなった人工林を自然な森に再生し、高齢者の心と体の健康増進のための森として活かせないかと考えています。そして誰もが森に入れる森を増やし、森の中でゆっくり時間をすごす。そんな場所をつくりたいと夢が広がります。そのためにも私たちがもっと森のことを学びたいと思います。

森林は資源の乏しい日本にあって唯一自給可能な資源です。
活用しましょう。

世界の森林面積が減少する中、我が国の森林面積は、過去半世紀にわたりほぼ横ばいで推移し、その蓄積量は、天然林、人工林とも年々増加している。このうち、森林の4割を占める人工林の半数が、一般的な主伐期である50年生を超え、本格的な利用期を迎えている。持続的な森林の利用とは、森林の成長量や蓄積を踏まえた伐採を行い、森林の適切な更新と整備により再生産を進めていくことであるが、我が国においては、この充実した森林資源の持続的な利用により、SDGsに貢献していくことができる状況となっている。

林野庁HP「特集 持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))に貢献する森林・林業・木材産業」より抜粋