大沢ヴィレッジの風景

巡り逢い

約10年前、住まい手さんにレンガや炭を焼いてもらったり、鍛冶仕事で手づくり金物を作ってもらったりする作業所(山の沢工房)をつくろうと土地を探していました。そして巡り合ったのがこの大沢地区です。藤枝駅から北へ車で僅か20分、初めて訪れた時の印象は奥深い山郷でした。 土地を分けていただいて間もなく、災害復旧を兼ねた崖の補強工事があり、その飯場として土地を提供することになりました。 こうして数年の時が流れ、大沢地区に出向く機会も増えるにつれ、大沢が抱える事情を理解できるようになりました。

4~500年の歴史をもつ大沢の里、いくつかの滝を従えながら村をつなぐ沢、その両側は小高い崖になりそのほとりに集落がなしていました。穏やかな気候と清流に支えられ、戸数150戸近くの集落に育っていきました。 昭和になってから転機がやってきました。崖がもたらした災害でやむなく里を離れることを決心する人、やがて、県の崖地危険区域の指定が追い討ちをかけ強制的に立ち退きを余儀なくされる人、里から家と人の姿が消えていく状況になりました。そして、現在14戸の住いがみかんに囲まれた里に残り静かな暮らしを営んでいます。

移築し建前を祝う日、たくさんの里の方々が集まってくれました。
移築し建前を祝う日、たくさんの里の方々が集まってくれました。
移築する為に一つ一つ家の部材をはずしていきました。
移築する為に一つ一つ家の部材をはずしていきました。

私たちの手で移築再生

崖補強工事が終わり土地を返していただく頃、上大沢で家を壊して出て行かれるご家族が暮らす一軒の家と出会いました。 この大沢の家が消えていく、この住いを同じ大沢に残せないだろうか。 お話をすると喜んで家を譲っていただくことが出来、大沢の家は上大沢から下大沢に移ってきました。またこの移築が私達自らの手(技術)でできたことは大きな自信になりました。

移築を通して里の方々との交流も始まりました。里の行事にも参加し里の四季も学びました。大沢には里を丁寧に守る人たちがいます。自然があり里の暮らしがあります。移築した昭和初期の家は当時の暮らしを再現してくれます。 そこには私達が家づくり、暮らしづくりの中に取り入れたい知恵や工夫、気付きもあります。

大沢ヴィレッジ年間スケジュール(移築民家青野さんっちで)

少しずつ小さな活動を増やしていきます

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活動の始めと終わりにはみんなでお掃除です。
活動の始めと終わりにはみんなでお掃除です。

大沢ヴィレジ・里の紹介のリーフレットを一部ご紹介します

日本っていいなあって幸せを感じる大沢の四季

静かな大沢地区には自然がいっぱいです。下大沢入り口の大もみじは訪れる人をなごませます

静かな大沢地区には自然がいっぱいです。下大沢入り口の大もみじは訪れる人をなごませます

気軽に触れてみる活動スナップ

お茶とみかんの里大沢、移築民家(青野さんっち)では四季に応じて小さなイベントや体験会を開催しています。

お茶とみかんの里大沢、移築民家(青野さんっち)では四季に応じて
小さなイベントや体験会を開催しています。

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