2023.08.15.火 日射遮蔽と扇風機の夏

 

災害復旧のセミナーに参加しました。

技術支援に特化した自然災害復旧支援団体風組関東の代表小林様の

経験豊富な実践的なお話を聞くことが出来ました。

自然災害が増える中、被災後復旧だけでなく減災、防災にも役に立つ

知見がいっぱいで住まいのリスク予知「SRYアクション」に活かせそうです。

 

午後1時から始まったセミナー会場に向かう途中、

強い日差しの中を歩いていかなくてはなりませんでした。

そこでありがたかったのが、街路樹です。

街路樹が作る日陰です。

歩道路盤表面では60度近くなる温度が

街路樹が作る日陰で約半分になります。

風があれば更に体感温度が下がります。

写真の自転車の方は前方の信号機が青に変わるまで

木陰で待機し、青に変わって急いで走り出したところです。

 

電柱の日陰も助かります。

 

同じことが住まいでもいえます。

家の中を熱くさせないためには、まず日陰をつくらなくてはです。

軒の出やすだれやシェード、そしてルーバーやグリーンカーテンなどで

陽ざしを遮ることで室内に熱を入れないようにします。

落葉樹で木陰をつくることが出来れば見た目も涼しくなりますね。

 

熱は上からだけではなく下からもやってきます。

コンクリートの土間やデッキの蓄熱や反射は遮蔽対策されていないことが多いです。

近所のおばあちゃんが言ってましたね。庭に雑草対策でコンクリートを

施行してもらったら家がすごく熱くなったと。

 

エアコンと扇風機の合わせ技で体感温度を下げる工夫はだいぶ定着したと感じます。

このところの電気代高騰対策としてもgoodです。

シーリングファン。故障も少ない。

扇風機併用

古い扇風機は結構発熱しています。

 

我が家の寝室はたたみです。

 

エアコン温度設定29.5度で畳が28度、湿度62%

 

 

天井も28度 我が家の寝室です。

 

エアコン吹き出し口の温度は25度。

室温を28度にするために25度の冷気をつくっているのです。

これは断熱性能にも影響されます。

我が家は窓(UA値約2.0)以外はUA値0.85レベルです。

これで28度で扇風機を回すとちょっと肌寒い感じです。

私には湿度が60%前後であれば室温30度で扇風機使用で

ちょうどいい感じです。

湿度が70%超えたらエアコンに頼ります。

 

ちなみに、離れに住んでいる時は横が田んぼで

網戸にして天井付近の換気扇で外の空気を誘引して寝ていましたが

とても涼しかったですね。エアコン不要でした。

ただ、冬は吐く息が白くなるほどの環境でした。

 

やはり家の周りの環境は暑さ、寒さに大きな影響があります。

出来るだけ家の周りはコンクリートで埋めないようにしたいですね。

 

日陰をつくってくれていた街路樹はプラタナス?

 

 

 

 

2023/08/15/火 02:28 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path