2023.11.06.月 春と秋が曖昧な気候変化の中で、あたらめて通風トレーニングが必要に

春と秋が曖昧な気候変化の中で、

11月に入り暑さが記録更新を続けました。

でもエアコンを使うほどの暑さではありません。

休日、家で過ごす時間や

在宅勤務、オンライン環境で働く方が増えている中で

快適度を生みだす時に住まいのつくり方で差がでるように思います。

 

それはどんなこと?

真夏では外の温度や湿度が高く窓を開ければ、高温の空気が入ってきます。

それを防ぎ冷房を効かすには窓を断熱性能のいい窓にし、

その窓に直射日光が当たらないような工夫をし

閉めておくことがポイントです。

 

その温度がまあまあ暑い程度の場合に

電気代増やCO2排出増につながる冷房機器を

使うには抵抗感がありますね。

 

ここで考えるのが家の中の通風です。

近年は猛暑、ヒートアイランドなどで家の周りは熱くなるばかりで

熱中症も増加し

「窓を閉めてエアコン」が夏の過ごし方として定着しつつあります。

 

でも、夏でもなく秋でもない妙な季節が気になるこの頃、

つい真夏の過ごし方の延長上のままで

気を回すことが少なくなってきたような気がします。

 

それは、マメな窓の開閉です。

「この窓開けたらワークスペースにいい風がくるね」

「キッチンも気持ちいいね」

温度は高いけど湿度は真夏ほどないこの時期

窓を開けて風を呼び込むことは暮らしの快適性をあげてくれます。

ただ、窓がどこについているかが風の流れや量を左右します。

適所に窓が配置されていれば気持ちのいい風が期待できます。

反面、窓があっても開けにくい、風が回っていかない、

家の周辺環境で開けられないなど窓の位置の関係で

いい風を呼び込めない場合もあります。

 

あたらめて通風トレーニングが必要に

育暮家では9年前、下のような検証をやってみました。

 

育暮家の通風トレーニング | 静岡、藤枝、焼津、島田、掛川の注文住宅|育暮家はいほーむす (hihomes.co.jp)

その際参考にしたのが南祐三さんの通風トレーニングという本でした。

 

今何を学び直せば・・

あの検証からかれこれ10年経過しましたが、

気候変動が進む中で改めて「パッシブ&エネルギーデザイン」を

学び直すことが必要なんだな、と感じています。

 

パッシブデザイン アーカイブ | 静岡、藤枝、焼津、島田、掛川の注文住宅|育暮家はいほーむす (hihomes.co.jp)

 

YKKさんのメディアレポートにこんなグラフがありました。

最近の方の住まい選びの時のポイントを表したグラフです。

2番目に「窓の数や位置」があります。

これを見てなんかほっとしました。

 

これから短い秋のあとに暖冬だと予報される冬がやってきます。

我が家はまだ水だし煎茶でクールやホットを切り替えて

お茶を飲んでいます。

育暮家むぱすのイチョウの木

2023/11/06/月 11:42 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path