2022.04.25.月 やっぱり近くの山の木で家をつくろう。
4月の始め、一昨年伐採体験を行った山で植林体験を行いました。
住い手さんも参加してくれて、和気あいあいのなか
慣れない鍬に手こずる若いスタッフもいました。
苗はエリートツリーと言われる、丈夫で早く育つように品種改良された
杉桧でした。
ポットで育てられていたのか、こんな根の形です。
伐採した人工林は自然な森に戻すのが
かなり困難な模様です。
一度、杉桧の人口林になると杉桧の針葉樹が強くて
広葉樹などが混ざった混交の森にはなりにくいようです。
ここでは、40年後の活用を目指して再び杉桧の林作りで
持続可能な人口林を目指します。
ここで参加したstaffの感想を聞きました。
●いつも現場で身を置く方の大変さやそれを活かす素晴らしさを感じます。
苗木の対策で防獣ネットが張り巡らされ、
農業・林業とも獣被害の対応は一筋縄ではいかないとも感じました。
自然に抗わず、森林の持続を願います。
●普段私たちが使っている木も、誰かが植林した木を伐採して使っていて、
伐採したらまた植林するという循環が大事なのだと感じました。
私たちが植林した木が未来の役に立てば良いなと思います。
●今回初めての植林体験で、杉桧の苗を実際に見たことがなかったのですが、
こんなに小さなものがいずれ1つの家のベースとして守っていくものに育っていくと考えると、
木の偉大さに改めて驚きました。
今回植林した木が成木するまでに40~50年かかるとのことだったので、
再び会えるかはわかりませんがその先で誰かを守り続けていってくれればと思いました。
植林体験を終えて帰る途中サプライズが・・・
ニホンカモシカにばったり。
(全く動く様子がなく、内心ビクビクでしたが気軽に撮影に応じてくれました)
この写真を撮ったstaffのコメントは
●今現在、森林の皆伐などが問題になっていますが、こういった森林に生息する多種多様な生命を
守るためにも、そして人が古くから慣れ親しんできた木々を守り継いでいくためにも
自分ができることは何か考えていきたいと思いました。
今、ウクライナの戦争やICPPの発表もあり、エネルギー問題は世界的に広がっています。
そして、木材の問題も広がっています。
森の国日本ですが、多くの木材資源を原木や製品としても輸入しています。
育暮家ではユーチューブで大井川の森のことを3つの動画で
私たちの視点でお伝えしています。
ちょっと長いかもしれませんが
お時間が許す時是非ご覧いただきたいと思います。
木の家はいつまでもあたたかな自然を身近に感じる家です。
光合成で二酸化炭素を固定して、私たちに必要な酸素を放出してくれています。
これからどんな家が主流になって行くのかは予想がつきません。
でも、近くの山の木でつくる家は育暮家がつくる家の主流であり続けます。
木の家の見学会を開催します。
是非、体感してみてください。
エネルギーも自給する家です。
詳細は👇をクリックお願います。
大井川の森の木でつくる暖かな家 完成見学会開催 4月29日(金・祝)30日(土) | 静岡、藤枝、焼津、島田、掛川の注文住宅|育暮家はいほーむす (hihomes.co.jp)
2022/04/25/月 12:24 pm Category:スタッフダイアリー