2018.01.31.水 事務員のパッシブデザイン2018.1

今回は育暮家で毎週行っているPDCA会議の中で勉強した、家の性能を示す値等について少しご紹介します。

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まずは、耐震性能等級についてです。
耐震性能の等級は1~3あります。(耐震性が高いほど数字が増えます)
建築基準法を満たす為には耐震性能1が必要です。
また長期優良住宅でしたら耐震性能2が必要になります。
育暮家の家は耐久等級3確保としています。

次に断熱値・気密性能等についてです。
断熱値を示すものにはQ値とUa値があります。
Q値は、建物から逃げる熱量を延床面積(㎡)で割った数値です。

Ua値は、建物が損失する熱量を外皮等(家を取り巻く屋根面・外壁面・床面・窓等)の面積で割った数値です。

気密性能を示す値にはC値があります。
これは住宅のすきま相当を表す数値で、隙間面積を延べ床面積で割って出した数値ですので、数値が小さいほど気密性が高くなります。
床面積1㎡当り5.0c㎡以下の住宅を「気密住宅」と呼びます。

続いてZEH基準についてです。
ZEH(ゼッチと)は、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、
外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備え、再生可能エネルギ ーにより年間の一次エネルギー消費量が
正味ゼロまたはマイナスの住宅の事です。
ZEH基準、静岡はUa値0.6以下、C値2.8以下です。育暮家の家はUa値0.55~0.6前後、C値1.9~2.0です。

育暮家の家は、設備に頼るのではなく建物の周りにある、太陽・風等の自然のエネルギーを最大に活かしたパッシブデザインを大切にしています。
高設備は高リスクとの考えからパッシブ的発想を優先します。

そのため育暮家はZEH工務店登録はしていませんが、建物のレベルはZEH基準を満たしています。

国内各地では積雪が話題になり、寒さが本番を迎えて寒さ対策にが気になる季節ですので
断熱という言葉にも敏感になりますね。

 

むぱすの庭では、ミツマタの木につぼみが出てきました。

春を待ち望んでいます!

事務スタッフのパッシブデザインから。

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2018/01/31/水 09:24 am Category:スタッフダイアリー