2018.08.01.水 事務スタッフによるパッシブデザイン ミニ勉強会報告7/31

連日猛暑が続いています。

今日のパッシブデザイン勉強会は、今の時期、使用頻度が高いエアコンについてでした。

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まずはエアコンに頼らずに夏を過ごす方法を考えます。

その為には家の中を暑くさせない、熱があったらその熱を追い出す工夫が必要です。

つまり、窓の日除けの工夫、屋根・天井の断熱性能を高めた上で

こもった熱気を外へ出し、涼しい風を部屋へと取り込む事です。

この際、日中であれば暑い南窓からよりも、日の当たらない北側の窓から

風を取り入れる事で涼感が高められます。

とは言え、昼の風は気ままです。思うようにはなかなかいきません。

そこで、太陽が沈んだ夜間に外気温が下がったら熱を逃がすようにします。

家づくりやリフォームのプランに排熱のための窓を計画しておくことが大切です。

都会ではヒートアイランド現象もあり期待薄ですが、田舎では排熱がしやすく

窓の配置、形状には意識しましょう。

通風絵

絵:野池政宏さん著「パッシブデザイン講義」より

 

建物の周辺環境も風通しには影響します。都会のビルの谷間では風は期待できませんが、

一方、高い建物や隣家などが日陰をつくってくれるので家の温度上昇を押さえて

くれることもあり、エアコンの使用時間を減らすことが出来ます。

 

このような工夫をしながら、室温が30℃以内まで抑えられれば、

扇風機を上手に使いながら乗り切る事も考えられます。

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それでも静岡の平野部ではエアコンが必要になることが多くなっています。

最近では省エネ型のエアコンも普及し、消費エネルギーをあまり気にしないで

涼しいお部屋にする事ができます。

エアコンは取り付ける位置でさらに効率よくまた気持ちよく使えます。

冷たく重たい空気は下へ、暖かい空気は上に上がります。

この事を頭に入れて設置場所を決めます。吹き抜けがあると悩みますね。

また、エアコンの風が直接当たると不快であったり、

温度を均一にしづらい点も課題ですね。

冷房については高い場所に設置して冷風を下方へ落しながら、

扇風機と併用して冷風を拡販すれば、なお効果的です。

 

温度差による空気の流れがある場所も確認しましょう。

既存の家では家の中の涼しい場所を探したり、プラン作りでは涼しくしたい場所を

想定しながら通風とエアコン計画を進め気持ちのいい夏をすごしましょう。

 

まだまだ暑い日が続きます。

ちょっと工夫を加えて、身体も心も少しでも快適に過ごせると嬉しいですね。

 

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育暮家むぱすの里山ガーデンの台風の影響で倒れた草花も

頑張って身体を起こしてきています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018/08/01/水 04:28 pm Category:スタッフダイアリー