2018.05.16.水 家庭で省エネ当たり前だけど、うっかりしがち?

1992年より温暖化対策に全世界で取り組む「国連気候変動枠組条約」が採択以来、毎年開催されている「気候変動枠組条約締約会議」(COP)。NEWSでもおなじみですね。

平成27年にパリで開催されたCOP21において日本は2030年までにCO2排出量を26%減少させることを世界に約束をしたのですが、

そのうち家庭部門では2013年比の39%減を目差そうよとしています。

パリ協定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※環境省平成27年地球温暖化フォーラム「日本の今後の温暖化対策について」より参照

上のグラフを見てみると、家庭部門は増えていくばかりですね。家庭部門での対策がうまくいけば温暖化対策に大きな効果が見込めそうです。

「対策」なんて言葉を使うと難しく感じてしまいます。でも、住まいの省エネの本質を理解し、家電選びや使い方だけでなく住まいの作り方から工夫していけばけっこう目標に近づいていけるんです。

では、具体的にはどのような工夫が効果的なんでしょう?

 

先日販売された野池政宏さんの著書

「小さなエネルギーで豊かに暮らせる住まいをつくる」

にて家庭で省エネを進める方法を4つに整理しています。

①建物に工夫する

②太陽や風とうまく付き合う暮らし方をする

③効率の良い設備機器を選ぶ

④設備機器をうまく使う

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わたしたち育暮家では、自然と応答するパッシブデザインに早くからとり組んできました。

パッシブデザインとは、建物に採り入れられる太陽や風などの自然エネルギーを最大限に生かし、 「心地よさ」を生み出すための設計手法です。

寒い冬には太陽の熱をありがたく利用し、夏の暑い太陽は軒やひさしや緑のカーテンでさえぎって涼しさを呼び込む、田舎では窓を開ければ心地よい風が通り抜ける。

気持ちいい響きですね。

 

わたしたちが暮らすまだまだ自然がいっぱいの「日本」。

省エネ設備機器も優れものが登場する昨今ですが、故障すればその機能も消滅します。

先ずはパッシブデザインを駆使しして、四季を通し自然をいかせる住まいづくりを進めれば、「これが気持ちいいってことなんだよね」が増えていくように思います。

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育暮家では、5/27(日)の一日限定、新築完成現場にて少人数制で「パッシブデザイン勉強会」を開催します。

少しだけでも、省エネで快適に暮らすヒントを発見して頂く機会になればうれしいです。皆様からのシンプルな質問は私達にととって勉強になることいっぱいです。

詳細はこちらより確認できます。

会場は島田市ですが、ちょっと足をのばしてみて頂けますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暮らしの中で省エネを進めていく方法って考えるといくつもあるように思います。

2018/05/16/水 12:27 pm Category:育暮家の日々・日常