2017.04.05.水 事務スタッフによるパッシブデザイン ミニ勉強会報告 4/4
今日のパッシブデザインミニ勉強会は、育暮家ハイホームスの
パッシブデザインBOOKの続きを行いました。
今回は立面図で勉強しました。
こちらは育暮家ハイホームスのパッシブデザインBOOKからの引用です。
まずは南立面図です。
南面は陽の影響をとても受けます。
夏の日射を遮って冬は暖かさを取り入れる為に、軒や庇の深さは
窓の高さの1/3位を目安にすると良いそうです。これも北海道と沖縄では微調整が必要とのこと。
ベランダの場合はベランダの奥行きと同じくらいの軒があると良いですね。
南面の窓は 明るさや日射熱だけでなく、風を取り入れる為にも
大きな役割を果たします。
通風雨戸を付ければ、夏の夜は雨戸を閉めていても放射冷却された涼しい風を
取り入れる事が出来ます。
次に北立面図です。
建物内の北側には水廻りが配置されることが多いですが、
暗くなりがちな北側にトップライトをつけると間接光となって入って明るくなります。
でも建物内の南側にトップライトをつけると、夏とても暑くなってしまいますので注意が必要です。
またロフト等の高い位置に窓を付ければ、南から入ってきた風をスムーズに
北へと通す事が出来ます。雨の日も気にせず開けておける工夫も必要です。
窓は防犯機能にも配慮が必要ですね。
防犯に効果のある格子や可動ルーバーを付ければ、更に換気しやすいですね。
このとき、デザインにも気を配れればいいのですが。
そして東立面図です。
妻側に風を取り込む高窓を設ければ採光にも役立ちます。
隣の敷地との距離が狭い場合は特に、ウィンドキャッチャーをつけると
風を取り込みやすくなります。
最後に西立面図です。
夏の西日対策はとても大切です。
西面に大きな窓をつけると、夏は温度が上がってしまい、大変です。
西面にはルーバー窓が適しているようです。
また、外壁や屋根の色は反射率の高い色を使うと夏の暑さ対策に有効です。
とても重要な内容が多かったので、後日改めてもう一度今日の内容について
詳しく勉強する事になりました。
この立金花、通常ならもうとっくにたくさん咲いていているそうですが、
今年の春は寒かったのと、風が強く当たる場所も影響してか、
ようやく咲きました。
鮮やかな黄色で「育暮家むぱす」お庭を賑わしてくれています。
2017/04/05/水 04:38 pm Category:スタッフダイアリー