2016.11.20.日 事務スタッフによるパッシブデザイン ミニ勉強会報告 11/15
先日のパッシブデザインミニ勉強会は、育暮家ハイホームスのパッシブデザインBOOKの続きを行いました。
今回は「 “遮る” というパッシブデザイン、日射遮蔽」についてでした。
パッシブデザインとして積極的に自然エネルギーを住まいに採り入れる他に必要なのが、太陽や風を調節することです。
調節の方法で、今日の勉強会で学んだ方法をご紹介します。
まず軒出しです。夏には日射を遮るために軒を深くしたいけど、冬は日が入るようにしたいので、その両方を考えた軒の深さを設定が必要です。 目安としては窓の高さの3割位の軒を出すと良いそうです。
雨除けにも役立つ軒は出来る限りつけるといいなと思います。
それから植物の利用です。落葉樹によって夏の日射を遮る工夫をしたり、掃出し前のコンクリートは蓄熱によって暑くなるので、芝生等にして照り返しを防ぐ方法があります。
また、外付けの日射調整としてオーニングや、すだれの利用があります。特に太陽が真横から当たる建物の東西は、すだれ等で日射を遮ると良いそうです。
部屋の中の日照調整としては障子・カーテン・ブラインド、特にハニカムスクリーンが効果的です。遮熱性の高いガラスを使用する方法もあります。
真夏は真下に太陽が注ぐので、建物の上部からの対策として屋根を反射色にしたり断熱性能を上げる事で効果が高いそうです。
一言で日射遮蔽といっても季節による日の当たり方の違いや、建物のあらゆる角度から対策を考える事が効果的なんですね。
寒い時期に日射遮蔽のお話になってしまいました。でも、リフォームや新築の準備には早いことにこしたことはありませんからね。
2016/11/20/日 08:42 pm Category:スタッフダイアリー