2016.09.03.土 事務スタッフによるパッシブデザイン ミニ勉強会報告 8/30


今日のパッシブデザイン ミニ勉強会は、エコキュートについてでした。

エコキュートは「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」と呼ばれる給湯システムのことで 電力を使って大気の熱をくみ上げる事ができるヒートポンプ技術を使った給湯器です。
エコキュートのタンクは大きさが色々で、1人2人といった少人数家族を対象にした給湯180Lのものからあり、3人以上の世帯は300L~460Lあたりが一般的のようです。

参考にした本は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構発行の「自立循環型住宅への設計ガイドライン」です。

 

エコキュート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タンクの大きさは、大きいほど表面積も大きくなり放熱が多くなるため、必要最小の大きさにすることでエコになります。
また、省エネモードを設定しているご家庭も多いと思いますが、この設定は湯消費量を学習して残湯や貯湯温度を適切に抑えて大きく効率を上げます。いきなりたくさんの量を使ったりして日による使用量のムラがあるよりは、少なめに連続して毎日使う方が、1日に使用する量として記憶されて作るお湯の量にムダが出にくくなります。
省エネモードは湯切れが心配になるかもしれませんが貯湯量が少なくなった場合は、深夜時間以外でも自動的に沸上を行うことが出来るので、実際にお湯切れになるリスクは小さくなっているようです。
深夜のみモードを利用すると、夜のうちに余裕をもった量を沸かそうとしますが、残湯量が多くなると暖かさを持続する為のエネルギーも必要になります。多めに作るより、湯切れする前に沸かす方が、よりエコになるそうです。

・・・我が家の使用状況をちょっと見直したくなってきました!

従来、電気ヒートポンプはエネルギー効率が高い一方で湯切れの可能性があり、瞬間式は湯切れしませんがエネルギー効率が限られてしまいます。 この両方を組み合わせて、昼間はヒートポンプで沸かし、不足分を潜熱回収型ガス瞬間式でカバーーする併用型があり、この方法が現在最も高効率が期待できるという事でした。

でも、機械はいずれは壊れますね。できるだけ機械に頼らない住まいが理想です。私たちはまだまだ未熟ですけどとても速い住宅設備の移り変わりにもついていかなくては、良しあしのアドバイスもできないのでがんばります。

 

2016/09/03/土 02:24 pm Category:育暮家の日々・日常