2016.08.17.水 この夏に改めて思う、高気密、高断熱の住まいほど通風が大事

この2,3日は曇り空が続き気温も30度前後でしたね。そして再び36度超えのキリキリとした暑さ、残暑が始まりました。そんな暑さの中でも窓を開けて通風で過ごされている方も多いかと思います。でも、一方、新しく高気密高断熱仕様で建てた家で風がうまく流れないとかまた、窓を閉めた途端、家の中の温度が急に上がってしまう経験をされている方が増えているのではないでしょうか。

高断熱は室内外の熱の移動を防ぐ役目ですので、熱源が家の中にあると暑くなってしまいます。窓を閉めると暑くなるのはそのためです。調理や家電からの熱、人が発生する熱、小さな熱源もたまるとおおきくなります。家にいる時間が長くなるお盆休みは窓の役割を改めて考えることになりました。

今週末に見学会があります。そこでの通風工夫の一部をご紹介いたします。

例えば洗面スペースの通風の工夫・・・

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ミラーを引き戸にし、通風、採光まどの機能を妨げないようにしています。

そして階段。

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1階と2階を繋ぐ階段は風の通り道になります。よりスムースに風が通るようにこのように開放的にしています。

ここで注意が必要なのは、断熱レベルが低い場合は冬には冷気の移動場所になってしまうことです。そのための対策もあるのですがそれは別の機会にまた書きたいと思います。

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風を通すには窓の配置も大事な要素になります。お隣や周辺環境との関係にも配慮しながらうまく窓が配置出来れば風の道も採光も確保しやすくなります。

そして最後はエアコンに頼ることになります。

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これから残暑が厳しくなるかと思いますが、暑さ対策の旬は暑さを感じている時かと思います。実測が出来、アイデアも生まれやすい時期ですね。

夏の見学会が2つの住まいで開催されました。今週は3つ目の住まいです。是非ご来場いただき暑さの旬をお話できればと思います。

 

 

 

2016/08/17/水 07:13 am Category:スタッフダイアリー