2016.08.11.木 事務スタッフによるパッシブデザイン 「今から備える暖かい家づくり」ミニ勉強会報告 8/9
今日のパッシブデザイン ミニ勉強会は、どのように暖房するのが良いか、質の高い暖房についてでした。
まだとても暑いこの季節ですが、早くも暖房についてのお話です!
離れたモノとモノの間で熱をやりとりできる対流は、空気や水のような流体(たくさんの小さなボールの流れ)で熱を移動させています。・・・・・・・・う、うん?・・ちょっと理科的。
この対流による熱の移動がうまくいき、たくさん熱を発生させることができるかどうかは、次の3つの「ボールの能力」が決め手みたいです。
①モノに当った時に熱をやりとりできるか
②モノとモノの間でたくさんの熱を運べるか
③目標のものに正しく当てるコントロール
空気は水蒸気が ぶつかりあって熱を伝えているようですが、残念ながらぶつかるボールが少ないので熱が発生しにくく、スピードがないと、熱を遠くまで運べません。エアコンの風が強い、と感じる事があるのは、熱を遠くまで運ぶ為にスピードを与えていた結果だったんですね。
熱を移動させるなら、空気よりも水の方が、ボールの数が多くて効率的だそうです。温水式の床暖房はその原理で床下に温水をめぐらせて暖めているのですね。・・・・なんとなくわかってきたみたい・・
部屋を気持よく、そして効率よく暖かくする工夫は暖房方法の選択に「熱を伝える」を学ぶとヒントがあることが解りました。この猛暑に来年はエアコンの買い換え、新設などとと考えている方も多いかと思いますが、冷房だけでなく暖房効果も考えながら選びましょう。
エアコンは何畳の部屋に対応等と表示されていますが、1つのエアコンで部屋全体を暖めようとするよりも、大きい部屋なら、小さめのエアコンを2台、対角線上に付けた方が効きが良さそうです。もう既にエアコンを設置してある場合は なかなか簡単に変更できませんが、新しく設置しようとしている場合は、ちょっと考えてみる、相談してみることお勧めです。
2016/08/11/木 12:51 pm Category:スタッフダイアリー