2018.01.06.土 イギリス流 小さな家の贅沢な工夫
British Compact Style イギリス流 小さな家の贅沢な工夫
井形慶子さんの新書のタイトルです。
2017年10月に出版されました。
書き出しに ”2017年、イギリス住宅の平均床面積は76m2と日本の96m2より
はるかに小さく、先進国で世界最小と報じられました。” とあります。
そして、これまでいくつかの小さな家にまつわる本を書きましたが
60代に近づきつつある今、物の見方、価値観も以前とは少し変わっています。
2030年ごろには3割の家が空き家になるという予測は、
私たちにどのような家づくりをすべきなのかを問いかけています。
私たち育暮家が小さな家づくりに向かわせる理由も、ここにあります。
そんな中、この本から再確認出来たことも少なくありません。
基本が整っていれば、建て物はいくらでも「変える」ことが出来る。
そしてこの「変える」行動こそが暮らしの贅沢な醍醐味です。
この本で伝えたかったことがここに集約されているように感じた一文です。
「しっかりつくって、手をかけ長く使う」
そしてこれからの時代の家には 「すみやすい・住み継ぐ・貸せる・売れる」要素が必要になったと育暮家は考えています。
そんな育暮家の思いを井形さんがこの本の中で紹介してくださいました。p94~97
私たち地域工務店の役割は地域にあってのもの。
あたらしいカントリースタイルの家づくりに目覚めるための、私たちにも気づきのある一冊です。
写真が多くて楽しい本です。
2018年 1月~3月 育暮家の小さな家の見学会や教室があります。
会場に備えて置きますので是非、手にとってみていただけたらと思います。
昨年、育暮家むぱすの庭に咲いたクリスマスローズ、さて今年はどんな咲き方をしてくれるかしら・・・
2018/01/06/土 09:18 am Category:スタッフダイアリー