2017.03.31.金 育暮家「むぱす」に2つのガーデンハウス
育暮家「むぱす」の北側の駐車場に、2つ目のガーデンハウスができます。
ガーデンハウスは、庭のお花のお手入れや一休みの用の小屋です。
ここに資材を置いたり、フラワーアレンジメントや盆栽を楽しめる他に、
ここでちょっとティータイム・・なんていうのも素敵ですね。
上の写真は初代1棟目のガーデンハウスで、パッシブエネルギー自給ハウスと呼んでいます。そこには0.5Kwhの太陽光パネルが乗っていて小さな電源を供給しています。
もちろん、素材の木は大井川の森の木です。屋根の軒は日本の家屋らしく深く、日差しを遮りまた雨から外壁を守ります。
そしてもう一方は地産地消のガーデンハウスでとして板葺の屋根、土壁の外壁で柱、梁の構造材をつつみます。
下の画像は先日骨組みが終わったりのガーデンハウスです。素材は大井川の森の木、杉、ヒノキです。
壁の土壁塗りや屋根の板葺はワークショップとして これからみんなで仕上げていきます。
ワークショップは5月13.14日を予定していて近く参加者を募集いたします。
板葺屋根は木曽路に多く見られますが、静岡では見られない伝統的屋根です。
昔は屋根板を栗やけやきで作っていたそうですが、今では素材確保にコストがかかるので、赤みの杉などで代用することなどいろいろと(公財)妻籠を愛する会の藤原常務様教えていただきました。板は丸太をミカン割にし柾目(竹の子の目でなく平行に木目が並んでいる)どりしたものを使うそうです。それは板の反り対策だと思います。
板の厚みは25から30mmで、長さ60cmほどに切ってたてに1/3づつ重ねて張っていきます。板は5mmほどの隙間を取って伸縮に対応させます。板は経年で痛むので痛んだ板を取り替えやすくしておく必要があります。痛んだ板は裏返して差しかえてまた使います。そんなメンテナンスにも配慮し板は横棒を押さえに使い、その棒は石で押さえます。石は転がりにくい山の石を使うそうです。
とても素朴な屋根ですね。
(※上の画像は(公財)妻籠を愛する会さんの活動風景)
早速色紙で練習してみました。こんな感じです。
実際に並べてみると、重ね合わせの位置や深さ等気をつけるところが良くわかってきました!。屋根ですから雨が漏っては困りますからね。材料の木は屋根面積の3倍分必要になることも解りました。
教えていただいた方法を参考に地元大井川の防腐注入加工の杉板を素材に、簡易な方法で施工することになりました。出来上がると土地と板の素朴なガーデンハウスになると思います。そして、快適さも体験する小屋になるのです。楽しみです。
ワークショップは5月13日(土)・14日(日)を予定しています。
ガーデンハウスの魅力は小さな空間です。この魅力もきっと体験していただけると思います。
後日に詳細をホームページでUPする予定ですので、参加ご希望の方は是非お問い合わせください!
数年前、職人さんたちと出かけた川崎民家園で見かけた石おき板葺屋根
事務スタッフから
2017/03/31/金 01:38 am Category:育暮家の日々・日常