2016.12.20.火 事務スタッフによるパッシブデザイン ミニ勉強会報告 「ダイレクトゲイン」 12/13
今日のパッシブデザインミニ勉強会は、太陽熱(日射)を取り込んで住まいを暖かする事についてでした。専門用語ではダイレクトゲインと言います。
断熱がいい住まいではダイレクトゲインをうまく活かせば、取り込んだ暖かさが長く持続します。
勉強会の中で、ダイレクトゲインが活かされていない例をリフォーム工事で御世話になった住まいを例に紹介されました。(写真掲載のご了解を頂いています。ありがとうございます)
下の写真をご覧下さい。リビング南面掃出し窓の前に大きな木が植えられています。シマトネリコのようです。リビングの窓が丁度植栽で日陰になっているのが解りますよね。樹形もよく、家の外観を整え雰囲気もいいのですが、せっかくのリビングへの暖かい日差しを遮えぎっています。時間は正午近くといったかしら。
南面から「暖かな冬の日差し取り入れられずにもったいないですね。」すまい手さんも「そうなんですよ」とお互いにうなづいたとのことです。
家から緑が見えるととても和みます。でも陰になるのは・・では、どうすれば・・・
夏には日差しをさえぎり、冬には日差しを邪魔しない・・そんな便利な木が落葉樹ですね。夏に葉をつけ、冬には落とす落葉樹の選択が解決します。更なるメリットは紅葉や新緑も楽しめ、季節感もより身近になることもあります。
落葉樹にはどんな木があるかしら、、代表格はもみじかな。育暮家ハイホームスには、やまぼうし、アオダモ、えごのき、かつら、けやき、オオシマザクラ、ヒメシャラ、クヌギ、イチョウ、コナラ、もくれんなどなどが植えられています。
落葉樹で迷った時には見に来てください。
写真のリフォームのお住まいでは日射遮蔽のための庇や樹木の位置が替えなどが検討されています。
育暮家ハイホームスの打合せ室には日差しが 深くまで入ってきています。ダイレクトゲインについて説明するにはとてもいい環境にあります。そしてとっても暖かいです。
夏?、大丈夫です。南側に付けたパッシブキャノピー(大庇)のおかげで日射は一切入ってきません。入ってくるのは「風君」です。
2016/12/20/火 10:01 pm Category:スタッフダイアリー