2016.10.18.火 事務スタッフによるパッシブデザイン ミニ勉強会報告 10/17
先週のパッシブデザインミニ勉強会は「八百屋の本陣さん」についてでした。
今年6月にリニューアルした八百屋の本陣さんは、愛され続けてきた昔ながらの雰囲気を保ちつつ、エアコンのないままで自然の温度の中で野菜や果物の鮮度を保つために、たくさんのパッシブデザインの手法を取り入れています。
例えば日射熱を大きく受ける屋根は日射遮蔽を優先してシルバー色を選択、そして南側開口部に日射侵入を抑えるために、大きな軒、のれん、よしずを利用、 熱移動をスムースに行う高窓の活用、外壁の無断熱化、高窓とシャッター下部溝活用、既存井戸水の最大限の活用、屋根散水、風の出口を多く作る、ウインドキャッチャー等々です。
お引渡し後いきなりの猛暑でしたが、リニューアル後初めての真夏の1か月半、温度実測の結果、店舗の室温変化はほぼ5℃前後で安定し 最高温度も30度を超えず、ほぼ期待した結果になり、昔ながらを売りにするエアコンなしの八百屋を自信もってアピールして頂けることになりました。
冬の風や乾燥対策にもパッシブデザインを活かし提案していきたいと思っています。
■ちょっと話題が変わります。
環境省では、二酸化炭素の排出量を下記のように削減する事を目標(案)としています。
グラフ化してみました。分かりやすくなりました!。私だけ?
家庭部門が課題です!
家庭部門は、2030年には2013年度比約マイナス40%とだいぶ削減予定ですね。がんばらなくては。
育暮家では、アイフォンアプリ 小さなエネルギーで豊かに暮らす為の「1985わが家の省エネ手帳」をリリースしました。アップルストアから無料ダウンロードして使用できます。
このアプリを使って我が家のエネルギーチェックしてみてください。
ご自宅での消費エネルギー量を知り、同じエリアの家庭との比較、そして目指す目標決めが出来て、省エネ改善結果をグラフなどでフォローしていきます。
二酸化炭素排出量を削減・・と言っても、漠然としていて、何からしたらいいのかしら?という時には、是非ご活用いただけるとうれしいです。
2016/10/18/火 08:13 am Category:スタッフダイアリー