2016.04.08.金 育暮家社員による社員のためのパッシブデザインミニ勉強会4/5
今回は夏の放射冷却について学びました。
ちょっと早めの夏対策・・
OMソーラーシステムを紹介するとき、「よく晴れた夏の夜は放射冷却によって冷えた外気を室内に取り込む涼風取り入れができるんですよ・・」と説明させてもらうことがあります。
OMの家に住んでいるOBさんからも、
「夏、寝ているときとても涼しい風が入ってきて気持ち良い。」と言われます。
地表面の熱が大気に奪われて冷やされることを放射冷却と言い、実際、効果があることも事実です。
でも、少し待ってね!パッシブに暮らすには、自然の力を上手に取り込むことが必須なんだけど、日本の夏は高温多湿なので、放射冷却現象に過剰な期待は禁物だよ、という解説が担当からありました。
どうも、雲が放射の邪魔をして、冷却までにいたらないようなのです。
そういえば、乾燥した砂漠地帯などは、昼夜の温度差が40度近くあって夜間の冷え込みは結構厳しいんだよ、という話はよく聞きますよね。日本の夏は常に湿気でジトーとしてますものね。
今回の結論!
- 湿度が高い日本の夏は放射冷却の恩恵はあまり受けにくい、
- 夏の夜は、晴れた日、曇天や雨の日と天候に応じて窓を開けたりエアコンを上手く利用しパッシブとアクティブの両輪で対応しましょう。 ・・とのことでした、それでは又。
◆本日のむぱす事務所内 温度20.8°C 湿度56%
今日は、午後2時ころまで、南北の窓を開け春風を感じつつ仕事してました。
昨日は肌寒く、陽が落ちてから、室温が急低下しました。
パッシブで心地よく仕事するために、日々皆でいろいろな小技を試しています。
事務スペースの温湿度計です。グリーンのシールで快適度の確認しています。
ウ、誰がシール貼ったのかな?
2016/04/08/金 02:53 pm Category:スタッフダイアリー