2016.03.24.木 育暮家社員による社員のためのパッシブデザインミニ勉強会3/22

むぱすの庭の木々が次々と芽吹き、一気に春の装いに変わってきました。

今回は通風がテーマでしたが、春の心地よい風を感じるのには、もう少し暖かくならないとね。

 

プランニングで窓の配置を決める時、卓越風を考慮するのがたてまえなんだけど、

データ上の卓越風をうのみにしてはいけないよということを勉強しました。

卓越風とは、自分の住んでいる地域や、ある季節に限って吹くその場所特有の風のことを言います、

「遠州のからっ風」なんかもそうですね。

その場所特有の風は、地形はもちろん、周囲の建物や樹木など、立地条件に大きく左右されるので、

一概にデータ上の卓越風を信ずる訳にはいかないということ。

暑い時、風が通れば体感温度が下がり心地良さを感じますが、

データを信じて窓を設置しても、人がいる場所に風が通らなければ意味がないからです。

それには、周囲の環境をよく読んで、窓の配置を考えることが第一、

それと窓の動作性、開閉のし易さを考慮しておくこともとても大切。

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せっかく窓があっても、手が届きにくかったり、開けにくかったりして、

空かずの窓になってしまっては意味がありませんからね。

これが意外と落とし穴だったりしますけど。

まずは、住む人にとって快適な風が通る窓の配置、性能、機能、動作性、窓にはいろいろな要素が求められるので、選択は慎重に!ということですね。

外観を左右するのも窓なら、室内から景色を楽しむ窓の存在も日々の暮らしには欠かせないし・・・

卓越風のことと合わせて

風遠しのためはもちろん「されど窓」・・ってことを今回、改めて教わりました。

 

2016/03/24/木 01:30 pm Category:スタッフダイアリー