2021.01.23.土
ちいさなエネルギーで暖かく健康に暮らす、「小さな家」で暖房のベストポジションを見つけるために
2月に入ると少しづつ春モードに入っていきます。
すろーかる3月号の取材が近づいています。
2か月に一度、育暮家の家に暮らす方を中心に「幸せづくり」をお届けしています。
これまで多くの方にご協力いただき、10年近く続いています。
それは私たちにとって大きな財産になっています。
感謝いっぱいです。
奇数月に掲載されますので取材は1か月前には終わっていなければなりません。
近く次号の3月号の取材があります。
今回は、育暮家の「私の小さな森の家」に暮らす60代の方の
ちいさなエネルギーで暮らす日々をお届けする予定です。
現在、温度と湿度そして暖房設備とその使い方のベストポジションを検証計測していただいています。
計測するのは市販の温湿度計3つと
電気屋さんに借りた電流計、そして育暮家からは放射温度計をお渡しし
使っていただいています。
そして、毎日写メールで状況を送っていただきます。
25坪の家ですが14帖のエアコン1台を8~9時間つけて
外気温0℃あたりで室温が18℃ぐらいに保てています。
気温が下がると場所によって温度むらが生じますが
ほぼWHOの勧告をクリアです。
※国土交通省HPから
注目しなければならないのが、暖房エネルギーをどのくらい使って
その温度をキープするかです。
暖かくするにはたくさんのエネルギーを使えば可能ですが
それでは地球温暖化対策に逆行します。
ここでは役120kw/月(12月~1月)で暖されていることが確認できました。
そこで次は21℃をキープするにはどのようにエアコンを使っていけばいいかと
現在、トライ&エラーを繰り返し検証中です。
放射温度計での床、壁、天井、窓(ケーテンとガラス面)の表面温度を測っていただいています。
体感温度を知るためにはかっていただいています。
家の一部が例えば窓が冷やされていると体感温度は下がります。
体感温度は室内の表面温度の平均に温度計で測った温度を足して÷2したもので
表しますが、湿度や衣類でも左右されますね。
今ではすっかり計測器の扱いにもなれて
はかることが楽しくなってきたことです。
時々外のガスメーターを見ていただきます。
1日のガスの使用量も確認できました。
室内の温度は家の断熱性能、設備、その使い方、そして暮らし方で変わってきます。
心地よい温度も人さまざまです。
育暮家は定量的に住まいの性能を確認することが大事だと考えますが
でも、数値ばかり競う家づくりはどうかなと思います。
そんなこんなをスローカルさんに取材を通して
ちいさな家で暖かく暮らす知恵をひも解いていただけたらなーと
思っています。
すろーかる3月号は2月末にお店や各施設に並びます。
コロナ禍の中で取材も難しい場面がありそうですが
ちいさなエネルギーで暖かく健康に暮らす、「小さな家」で
暖房のベストポジション探し奮戦記をを
お届けできたらと思います。
すろーかるバックナンバー(電子書籍)はこちらからご覧にいただけます。
企画スタッフ