2020.04.23.木 海上輸送と環境
先日、スタッフの1人が回覧していた日本経済新聞の海運組合の広報があります。
海上輸送と地球環境に関する内容です。
住まいで消費するエネルギーをできるだけ小さくする努力が
求められているだけにこんな情報に敏感になります。少しご紹介します。
大気汚染防止による環境保全に向けて、
海運業界は硫黄分濃度が0.5%以下の燃料油のみ
使用することになったようです。
それはいいことなのですが、
そのコストを船舶会社の経営努力だけで
吸収することは難しい状況とのです。
その燃料油は高価であることがネックのようです。
その為に海上輸送を断念することになれば
陸上での搬送になります。
内航海運で運ばれている輸送品は年間約3億6000万トン。
それをトラックで陸送することになった場合、
10tトラックなら約3600万台が必要です。
そのトラックが全国へ物資を運ぶことになるというのです。
内航海運の二酸化炭素の排出量は、トラックの約1/6と言われているそうで
陸送での物資運搬は環境へ大きな負担になります。
改めて、環境のために何をすべきか、
コストとにらめっこしながら最適な方法を選んでいかなくてはなりません。
最近、床暖房が多くなっていますが、その熱源の選択にも
似たようなことがあります。
回覧を見たみんなが「考えさせられる広報だよねって」
仕事に向かいました。
むぱすの庭では、今年もかわいらしいペチコートすいせんが咲いています。
2020/04/23/木 02:59 am Category:スタッフダイアリー