Home hospitalityホームホスピタリティ

日本ホスピタリティ推進協会によると、ホスピタリティは両​者の間に「相互満足」があってこそ成立すると位置づけています。
これを育暮家は、家(HOME)と住まい手さんに置き換え、「ホームホスピタリティ」と呼んでいます。私たちの造語です。
「ホームホスピタリティ」は、生活者とつくり手の両者の間の「相互満足」を追求するものです。

家と住まい手さんとのあいだでホスピタリティが行き交います。家を建てる、リフォーム。やがて住まい手さんは喜びや幸せの心に包まれていきます。
これが私たちが生み出した言葉「家の力・ホームホスピタリティー」です。家が住まい手さんの喜びを生み、その喜びは住い手さんのしあわせにつながって行く。やがて、住い手さんそれは家があってのことに気づき、感謝の気持ちが沸いてきます。

家に感謝する、それはつくり手の私たちへの感謝となって伝わってきます。
まさにそれが「相互満足」なのです。

家の力・Home hospitality(ホームホスピタリティ)3つの相互満足・喜び

もう少し相互満足についてお話させていただきます。
住まいを介してお互いが感謝し合い、喜び合う相互満足。ここには3つの相互満足(家の力・ホームホスピタリティ)が存在します。

1.住まいと暮し・・・・

家が喜び、住まい手さんが喜ぶ関係です。
例えば、家のお手入れ。手をかければかけるだけ家に思いが伝わり、
家は喜び、永く住まい手さんの心地よさに応えてくれます。
それは愛着や思い出、そして家の価値を育んでいきます。

2.住まい手とつくり手・・・・

住まい手さんが喜び、私たち作り手が喜ぶ関係です。
価値観を共有し、信頼関係の元に家づくりや暮らしづくりが進み、私たちの質の高い仕事で住まい手さんの想いを形にする。
その結果が生み出す相互満足です。

3.社会・地域・地球と住まい・・・

家は個人の所有物であると共に地域社会の一部でもあります。
そして、たとえ小さな家であっても大きな地球とも深く関わり合いを持っています。
地域の家々が寄り添い、お互いが支え合い豊かな地域社会を育む。
新たな地域の風景をつくっていく事にもつながります。
地球規模の異変が進む中で、住まいと地球、お互いが満足する関係が持続可能な未来を育みます。

住いは新たな時代を迎えています。
戦前までの家の存続を第一とした時代から、家族を中心とする時代へと移り、今日、人口減、高齢化社会、高度テクノロジー、気候変動が危惧される中、
多様性や共生が叫ばれています。

このような時代に、家の力・ホームホスピタリティという発想がどのような役割を担えるかは私たちのこれからの日々にかかっていると思います。
夢を描きながら進めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。