2019.02.18.月 思い出が詰まった清水の家の建前が行われました
既存の住まいの解体から始まった家づくり。
様々な思いが決断の度に強くなっていきました。
この家の思い出や魅力を如何に残しつないでいくか。
それが今日の建前で確かな形になりました。
日本の住宅は数の充足が進み、今や家が余る時代になってしまいした。
平成20年時点で約5760万戸の住宅ストックは
世帯数約5000万世帯に対して15%も上回り、今も
そのパーセントを上昇させています。
地球環境や資源節約からも「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」
住宅建築は新築中心からストック重視への大きな転換は施策とともに強化されています。
そんな時代に私たち作り手の在り方が大きな課題になっています。
上の写真は住まい手さんの思い出がいっぱい詰まった8畳間をいかし取りしているところです。
新築の住まいにその8畳間を、そのまま再現することを決めたのは
そのような形も一つの「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」
一つの道、選択だと住まい手さんと私たちの気持ち(価値観)が一つのなれたからでした。
2月吉日、清水の家の上棟は無事行われました。
新しい大井川の森の木に囲まれ、復活する思い出の部屋。
出来上がるのが待ち遠しいのは住まい手さん、私たち、そして職人さんたちみんなです。
2019/02/18/月 02:33 am Category:設計・現場レポート