2018.11.12.月 玄関の上がり框の取り合い
藤枝で建築中の大井川の森の木の家は、大工工事の最終部分に入っています。
大工工事は残り1週間ほどで終了します。
今は玄関の上がり框部分を施工中です。
こちらの住まいは土間から和室とリビングにつながるプランになっています。
そこは大黒柱を挟んでL型につながってどちらへも玄関から上がれます。
そこで、大工仕事はちょっと厄介になっています。
お互い、厚みを抑えた材が絡み合いさらに、人の重みがかかる部分でもあり
大工さんの技量に頼るところが多いのです。
図面では簡単に線を引いてしまうところも、現場では一苦労することに。
でも、大工さんはここぞとばかりに腕を振るってくれました。
「後世の評価に耐える仕事をしたい」・・工業化が進む中で人の技が見えずらくなりました。
そんなことしなくても・・・そんな手間代ないよ。
住宅現場は厳しさを増しますが、そこに気持ちを込めて行う。
作り手の誇りと依頼手の暖かな評価と感謝が支えます。
職人さんになる人が激減する中、何が必要か。
こんな感じに出来上がり。
さあ、これからどれだけの人がこのかまちに足をかけ、暮らしをつないでいくのでしょうか。
育暮家むぱすの駐車場でも秋が深まっています。
今週17(土).18(日)10:00~16:00は家づくり相談日です。
2018/11/12/月 03:57 am Category:設計・現場レポート