2018.09.16.日 軒と日差しを考えながら助宗の現場は進んでいます。
このところ育暮家のブログには軒の話がよく出てきます。
それは軒の役割を考える機会が増えているからです。
軒の役割と言えば、夏の日差しを遮ること。雨から建物を守る。作業や保管スペースをサポートしたり
家の外観を水平ラインで落ち着かせたりなどなど役割はいっぱいありますね。
でも、深い軒をつくるときには気を付けなければならないと思っています。
深い軒の魅力もたくさんありますが、その深さによって問題を生じさせる場合があるからです。
例えば、明るさ。
夏のいやな日差しを遮ってくれるのはありがたいのですが
冬の日差しをカットされるのはだめですね。それに、暗くもなるし・・・
そこで助宗の家では下の写真のようなパッシブ軒にしています。
軒先に太陽角度を計算しながら網入りガラスを固定することにしました。
夏は日差しを遮り、冬は太陽角度が低くなることも利用しちょうどいい暖かな日差しを取りいれます。
これからここに網入りガラスが施工されます。
下の写真は通路部の天窓です。
ここは断熱が必要ないのでガラス瓦を使用しました。
暑い夏から涼しさが戻ってきましたが
夏に活躍してくれた軒のことを考えながら、冬の軒の役目に目を移していきます。
koita
2018/09/16/日 12:10 pm Category:設計・現場レポート