2016.06.04.土 豊かな小さな家を大井川の森の木でつくる・焼津の家
焼津市で平屋の家が進んでいます。
大工さんは内部の工事に入っています。
断熱材を施工し床を張って内部造作を進めていくわけですが
そこで必要となるのが「木材加工図」です。
既製品の枠材が普及する中、一つ一つ枠材を手加工し納めていく
作業は非効率と言えるかもしれません。
でも、無垢の木の家では造作も無垢材にしないと
質感や収まりもきれいにいきません。
木と木とつなげる方法や周りとの関連性、建具の収まり、
水仕舞などなど、具体的にし図面化していくのです。
その図を見て大工さんは木材を加工して取り付けていきます。
現場担当はこの加工図を書き終わると一息付けます。
プラン、基本設計、構造、設備設計、詳細設計それから
木材加工図・・・育暮家の現場担当者は収まりを上手に出来る
スキルが求められます。
焼津の家の大工さんは望月さん、50代です。
私たちの描く加工図をよく理解してます。加工図に不備があれば
修正相談をかけてくれます。頼りになりますね。
さて、梅雨も間近。
今年は猛暑になるとの予測に夏を旨とした日本の家づくりに
再びヒントを求めるときがきているのかもしれません。
豊かな小さな家・・・夏の豊かを描きながら工事は進んでいきます。
2016/06/04/土 10:10 am Category:設計・現場レポート