2015.11.26.木 静岡の現場で基礎コンクリート打設、いい基礎をつくる為に天候とにらめっこ。
住宅の工事では重要なポイントがいくつかあります。
その一つが基礎コンクリートの打設です。
建物を長く支える重要な基礎は家づくりの土台となるものですね。
土工事、鉄筋、型枠(コンクリートの形をつくるもの)、アンカーボルト設置
などを経ていよいよコンクリートを流し込みます。
この秋は長く晴れの日が続いて来ていたのですが
ここにきて、遅き秋の長雨に各現場は悩まされています。
さて、基礎コンクリート打設となる日は良い天候の中で行いたいのですが
打設予定日が近づくと気になる天候。
コンクリートは砂利、砂、セメントと水で出来ています。
特に水の量とセメントの量のバランスはコンクリートの強度を左右する
大事な要素です。(水セメント比)
コンクリート打設中に大量の雨に見舞われ、コンクリートに混ざると
そのバランスが崩れます。
そんな心配もあり基礎コンクリ―ト打ちは天候とにらめっこになります。
最終決断は当日の朝、5:30頃となります。
生コン、コンクリート圧送車、職人さん、時には交通整理ガードマン
そしてご近所への対応に決断は急がなければなりません。
そんなときに、役立つ気象衛星画像。
気温が高ければコンクリ―トの硬化が早く、雨の降り初めの
タイミングでは雨がふる予測があってもGOサインを出せる場合もあります。
専門的には雨対策としていろいろあるのですが、
いずれにしてもお天気に恵まれることにこしたことはありません。
そして、現場監督の裁量がとわれますね。
水とセメントと強度。気温と強度。みんな天気と関係していますので
現場監督さんの適切な判断が求められます。
ガンバリましょう。
2015/11/26/木 01:00 pm Category:設計・現場レポート