2024.08.25.日 見学会を前にして、植林体験を振り返って
育暮家の木の家の見学会を前にして植林体験を振り返ってみました。
入社して2年、伐採体験や植林体験で今までにない経験をしています。
本年度の製材所見学・植林体験に行ってきましたレポートです。
当日朝に製材所に集合し、初めに加工場や機械の見学を製材所で行いました。
製材所はお休みですが、落合製材さんの方が説明してくださいました。
実際に木材を加工する巨大な機械を間近で見学して、驚かれた方も多かったです。
機械で加工された木材を保管する倉庫にもお邪魔したのですが、はっきりわかるほどに木のにおいを感じました。
こういった場所でしか感じることが出来ないものなので、とても良い経験になりました。
普段ホームセンター等あらゆる場所で、加工された木は目にする機会が多いかと思います。ただ、どういった機械で、どのように加工されているかまでは知らない方の方が多いと思います。育暮家はいほーむすの家とは密接な関係がある木材。見学された方には、家の木がどういう経路を経て使われるようになったのか、この製材所見学で少しでも木の物語を理解していただけたらいいなぁと思いました。
倉庫の見学も終わり、目指すはいよいよ山での植林体験になります。
製材所から目的地まで車で40分ほどの道のりになります。途中にある駅でひと休みしながら向かいます。
山に到着すると、たくさんの木がお出迎えしてくれました。
晴天に恵まれ、山に向かうまではかなり日が照っていて暑さを感じましたが、山へ入ると鬱蒼と茂る木々が日光を遮ってくれました。自然の風、川のせせらぎも感じることができたので、とても心地よかったです。
山の中には森の力を再生するため、県の補助事業で整備されている箇所もあり、
そこで森の力再生事業の方々からお話も伺うことができました。
これからも人が森と共存していくために、森を整備し続けていくことは大事なことだなと思いました。
そこから、自然あふれる山道を歩き植林場所に到着しました。
今回はヒノキの苗を植えました。それぞれの苗が約1坪間隔になるように植えていきます。
大まかな順序としては、穴を掘り、苗木を植え、土を戻していく作業になるのですが、以前に伐採された現場でもあり、土が思った以上にほかほかで作業がかなり捗りました。中には、経験者かと思うくらいのスピードで植えていく方もいらっしゃいました。
実際に使用されるのは何十年も先のことですが、今何かこうやってアクションが出来たのは良かったなと思いました。
過去このように植林された木が現在、伐採・運搬・加工され材木になって現場に使用されていると思うと現場での気持ちもより引き締まります。
普段何気なく見ている材木もすべてのルーツはこういった山から始まっているので、間近で触れることができ本当に良かったです。
ありがとうございました。
柴本
2024/08/25/日 03:19 am Category:スタッフダイアリー