2024.07.23.火 おじいちゃんが建てた倉庫の材を使ってください。

育暮家の家はほぼ100%近く大井川の森の木を使います。

世界で森林火災が広がっています。カナダやシベリヤでは、日本の国土の半分ほどの面積を

一度の火災で焼失している、こんなNewsが目に入ります。

「ワイルドファイア 〜人類vs.森林火災〜」 – NHKスペシャル – NHK

気候変動の影響から,大規模な干ばつや洪水が毎日どこかで起こっています。

森林の役割が再認識されだしています。

私たちは大井川の森の木を使い続ける意味を再認識しています。

森でCO2を吸収する役割を果たしていた木です。

「おじいちゃんが作った倉庫の材を使ってください」

それは、近くの山の木を伐り出して使ったと言う丸太梁でした。

古民家の大きな梁材ではないけれど、森でCO2を吸収する役割を果たしていた木です。

「分かりました」

この家の中に組み込めば、これから100年以上はそのままです。

それがどれほどのこと?

私たちは、大きなことはできないけれど、こんな小さなことの積み重ねでも

ものがたりとなってきっと未来の子供たちに伝わっていくと思います。

古い材、新しい材、共に近くの山の木です。

森林大国日本、杉の木の花粉は近年の山の課題です。

花粉を防ぐためにと杉の林の大皆伐が促進させるかもしれません。

森林火災や大規模な伐採は、森を裸にし夏の高温にさらし

豊かな土壌が力を失っていきます。

太古の時代から私たちは森に生かされている。だから森の木を大切に使う。

古い材、新しい材、共に近くの山の木です。区別することなく使っていきます。

ものがたりを知った次の世代が喜んでくれると信じて。

 

今日の気温は39℃。 厳しい夏、職人さんたちと暑い夏乗り切っていきます。

20年前のOMソーラーの制御盤が示す、7月22日、2時13分の外気温です。

 

育暮家は昭和100年プロジェクト推進したいと思います。

 

 

 

2024/07/23/火 03:28 am Category:設計・現場レポート