2017.08.05.土 古民家のリノベーションで新築に生かす知恵を。
現在、明治、大正時代の古民家のお住まいをリノベーションしています。
工事の第一目標は寒さの解消です。
この暑さの中、寒さの解消と言ってもタイムリーではないですね。
でも、今やっている工事がこの冬に生かされます。
現場では断熱材を施工するに当たり結露や気密、断熱区画、納まりなど
古民家ならでの難しさがあり、悪戦苦闘しています。
特に断熱材の連続性などです。床壁天井と途切れなく施工されなければなりません。
それが幸いになって、断熱施工についてみんなが学ぶ機会になっています。
家を維持していく中、何度か改修がされていきます。
この梁は増築時に粗く削られていましたので、改めてのみを当てました。
曲がった梁のかけ方からは力の伝達について学ぶことが多いです。
現場でみんなが集まってその技術を確認しあいます。
結構、楽しい時間です。
完成まではもう少し時間が必要です。
完成したら分からなくなる?断熱や構造補強を現場で検証し
技術スタッフのスキルUPにつなげていきます。
藤枝、静岡の現場より
技術oota、koitabashi。
2017/08/05/土 07:54 pm Category:設計・現場レポート