2016.02.04.木 昔ながらの八百屋がコンセプトの「八百屋本陣」の地鎮祭
とても空のきれいな日になりました。
八百屋本陣さんの地鎮祭の日です。
以前は明治時代の古い住宅を改良したお店でした。
耐震的にも限界が来ていました。
「建て替えよう」5年前,着工寸前まで進んだ計画は
様々な状況変化の中で延期になりました。
そして・・今日の地鎮祭を迎えています。
オーナーはご主人が藤枝野菜市場の責任者となったことから
奥さまにバトンタッチされました。
そして、奥さまの発想がこれまで大切にしていたことを引き継いだ上に
様々な新しい取り組みを生んでいます。
冬のやさしい日差しを受けた祭壇には野菜が並んでいます。
鯛は駿河湾沖で釣ったもの。みんな実に新鮮です。
新しいお店ではどんな並び方でお客さまを喜ばせてくれるのでしょうか。
5年の歳月は私たちのパッシブデザインを成長させてくれました。
冬も夏もエアコンのない売り場、売り方。
新鮮さを保つための空間、自然なままの売り方。
だから、保存だけででなく調理の工夫もアドバイスする。
「今まで通り、会話しながらお野菜を買っていただきたいんです」
「そこを大切にしたいんです」
奥さまの口癖です。
求められている売り場環境を理解すればどのような技術が必要か
見えてきます。
私たちの技術が試されます。
断熱材有無、窓の高低、土間コンクリートも味方に
そして豊富な水を供給している井戸水利用・・・・
5年の歳月が設計を助けてくれました。
さあ、工事がスタートします。
2016/02/04/木 08:29 am Category:設計・現場レポート