2015.11.09.月 家を建てるとき、地盤の高さってどうして決めるの?
設計図が出来て、さあ家を建てるとなり
基礎を始める時、GL(グランドライン)といって
基準となる地盤面の再確認が必要になります。
設計時に設定したGLで大丈夫かの再確認です。
基礎、床、家全体の高さがその基準地盤面から決まります。
その基準面の決め方によっては
建物が低くなって水はけが悪くなったり、
玄関までのアプローチ(ポーチの階段が増えたり、スロープが急になったり)に影響したり、
勾配がある敷地では基礎深さが足りなくなる場合もあります。
※この場合はラップルコンクリート(基礎を深くする)などで対応します。
設計時に想定した地盤面もそのまま進めてしまうのではなく
現場での確認が重要です。その結果、調整が必要になる場合があります。
一度決まってしまうと変更が難しい地盤面設定には様々な視点が必要です。
お庭造りの計画も加味しなければなりません。
もちろん、お隣との関係にも気配り、配慮しなければなりませんね。
自分だけ”よし”ではご迷惑をかけてしまうこともあります。
そんなこんなで、グランドライン決定は
設計者、現場担当者、お施主様立会いで決めましょう。
12月はじめに完成見学会を開催させて頂くお住まいのGL設定には
ちょっと頭をひねりました。
見学会の見所にどのように地盤面(グランドラインGL)を設定
したのか尋ねてみる。その会社の地盤設定センスが見えてきそうです。
2015/11/09/月 12:11 am Category:設計・現場レポート