2023.10.09.月 木の家の良さの伝え方が足りない?

今、木造で10階以上のビルが建てられています。

「エッ」ていう感じですよね。

まずは、木造は火に弱い・・この先入観から抜け出さなくてはなりません。

 

増える高層木造ビル 11階建ても 地震や火事に耐える最新技術とは | NHK

 

木はなぜ燃えにくい?

それは木は水分を含んでいるからです。

紙でもそうですよね。湿った紙は着火しにくい、燃えにくいですね。

木材も空気中の水分を吸ったりして全乾燥にはならず

乾燥しているなーと思っても15%ぐらいの含水率になるようです。

生の木はかなり燃えにくいですよね。

みんな木に含まれている水分の関係です。

 

木の家をつくるときは乾燥した木を使いますが

構造材の含水率目安は20%以下です。

仕上げに使う木材は15~18%です。

しずおか優良木材認証制度|静岡県公式ホームページ (pref.shizuoka.jp)

 

この木の燃え難さにさらに工夫を重ねて木の高層化が進んでいるのですね。

 

ならば、住宅の木の家も燃えにくいということですね。

 

火災保険のカタログを見ると保険は建物と家財に別々にかけますね。

近年、自然災害の被災は建物はさることながら、家財への保険が手厚くなっているようです。

※東京海上日動火災カタログより

 

耐火建築のコンクリートのビルでも火災で人命が失われています。

燃えるのは建物の中にある家財、電化製品等、

これらが一酸化炭素等を発生させ人を危険にしています。

 

木の家が燃えにくいとすれば、家財に注意すればさらに燃えにくくなるのですね。

ちなみに木が燃えていくスピードは1分間に1㎜とのこと。

私たちももっと木の家そして森のことを学ぶ必要があります。

 

そして、学んだこと経験したこと、計測したことを

しっかり伝えていきたいと思います。

 

11月25日(土)大井川の森で間伐体験会を行います。

是非、大井川の森で木の魅力や強さをお話しましょう。

 

 

2023/10/09/月 06:45 pm Category:新社長の It's fineday