2019.04.20.土 私の小さな森の家 「瀬古の家」基礎工事が終わって建前です。
一体打ち基礎コンクリートを完了し【私の小さな森の家】は建前に進んでいきます。
そして、つつじが花を開き始めた4月、建前が行われました。
家が余る時代、どんな家を建て、どのようにつないでいけばいいのでしょうか。
しっかり作って、手をかけ長く使っていく。
日本の住まいがずっと続けてきたこと。
でも、今、どこかでずれていることがあるのかもしれません。
「私の小さな森の家」がすべてを解決するのではありませんが、
何かこうありたいを示したい。
「私の小さな森の家」の素材は地元、大井川の森で育った木材です。
大井川の森の木が、大工さんの手で家の形になっていく姿は、いつ見てもうれしい気持ちにさせてくれます。
この家を残したい・・今日では家の性能(耐震、省エネ、健康、ユニバーサルデザイン)が十分であるかが大事になっています。
そこはとても重要です。住まいの資産価値が性能について評価される時代になったからです。
でも、それだけではつなぐ条件としては足りないと思います。
「愛着を感じる」 古民家で暮らす方からよく聞きます。
地元の素材で家を建てる・・・それは地元にあって可能なことです。
森の国、国土のほとんどが森におおわれる日本だから、地域性豊かな資源がそれぞれの故郷にあります。
静岡には実にたくさんの森があります。自分の家を地元の木で建てる。
地元の木が自分の家の素材として選択できるのです。
木の家は木でできていること、当たり前だけどそれを当たり前にやることは、難しくなっていくのかもしれません。
それだけに、育暮家の住まいは木の家に手をかけていきたいと思います。
「シンプルな暮らし」「小さくする暮らし」増えていくこんなキーワードが増えています。
”シンプル、小さく” なるほど一つ一つに愛着が求められていきます。
大井川の森の木はわき役になってその「愛着」に寄り添っていきます。
今日の建前が瀬古の家の愛着がスタートする日になりますよう、みんなで丁寧に仕上げていきたいと思います。
大工さん、皆さんよろしくお願いします。
2019/04/20/土 12:18 pm Category:設計・現場レポート