大井川の森から
セミの鳴き声が元気よく夏本番を告げてくれています。
先日行われた「大井川の木で家をつくる会」の勉強会ですが
172回目を迎えました。ほぼ毎月の開催を続けています。
地元の大井川流域の森の啓発により
近くてとおい地元の山のことを、少しだけでも知ってもらう事から興味につながることで
持続可能な未来につながっていくことを信じ勉強会を続けてきました。
今回の勉強会では、7月下旬にYoutubeにアップした動画を視聴しました。
大井川の森といつまでも「新緑の春編」パート1、2を視聴すると落合製材所さんから色々な声があがりました。
「文明と人。人と人が山と繋がっている事に改めて気づかせてもらういい動画です。山の恩恵をありがたく
頂いていることが皆さんにも伝わりやすいものだと思う。たくさんの方に見てもらえるといいです。」
「太陽光を一番活用しているのは森林なんだと。すごく腑に落ち言葉をもらいました。気持ちが良い内容です。」
「すべては当たり前のことではなく、ありがたい事だと改めて感じさせられた。」
落合さんたちの表情が誇らしげに、それに笑顔に溢れました。
私自身もその表情になんだかうれしくなりました。
短期的な課題として、ウッドショックやコロナショックのことは工夫や対策がまだまだ必要です。
「材料は揃えます!!」
落合さんからは力強い言葉をかけてもらい私たちもその気持ちに勇気づけられます。
長期的な視点では、IPCCの報告に「人類への赤信号」気温上昇抑制の目標が早ければ2030年代半ばまでに
突破されてしまうとありました。
気候変動による温度上昇が引き起こす予期されるリスクは数えきれません。
※静岡新聞より出典
今、 ”進む温暖化” に対して私たちの「あり方」が問われています。
脱炭素社会の実現に向けて2030年までのこの10年間が重要な時間だと感じています。
この10年と考えると時間はありません。
今すぐにそれぞれの課題に向け、目標を掲げ、実現していくための計画が必須だと感じています。
私たち育暮家はいほーむすでは、
家づくりでの目標達成へ向けて、2030年のSDGsの目標とも連動をさせています。
地元、大井川の山の恵みから未来を描くことはまだまだあるように思います。
動画を見て頂いた住まい手さんからは、励みの言葉をたくさんいただいています。
現在リフォーム工事を進めさせて頂いている70代の住まい手さんから頂いた
「動画を見たら幸せな気持ちになったよ。」
直球な言葉に感謝の気持ちがあふれました。
50、60、70代の方が主役である育暮家の住まいと暮らしづくり。
人生の先輩からの思わぬ「幸せ」の一言に責任を感じながらも
長寿命化時代の「喜び」を共に作り上げていくパートナーとして
感慨深いものがありました。
「大井川の木で家をつくる会」では、脱炭素社会の実現を目指します。
希望の虹がでました。