2019.05.22
静岡古民家レポート
菊川で古民家リノベーション VOL.3 (静岡)
【菊川の古民家リフォーム】断熱施工から内部造作工事へ
職人さんたちを楽しませてくれたお庭の桜の木は、すっかり初夏の新緑に包まれています。
屋根の瓦の葺き替え、矢切の換気口、足回りの補強、耐力壁や制震ダンパーの耐震工事、そして断熱施工と工事は進みました。
リフォームの場合は壁、床、天井をはがしたところで、予想しなかった状況が発生する場合もあります。
こちらでも、柱の下の柱石と柱の間に木のパッキンのような形で木が挟まっていたりして柱脚部の仕様を
その場で変更対応が必要でした。
その逆に、「これはいいよね」に出会うこともあります。例えば、形のいい古材梁とその組み合わせ方の
デザイン性の面白さ。それはDKとなる天井を楽しくさせそうです。
また、予算検討時にカットしたトップライトなど、現場に立ってみてやはり必要性を感じれば、今なら間に合うこともあります。
リフォームはその場で判断することが多いので、現場経験、建築や生活体験、意匠デザインなど豊富な
スタッフがそれぞれの力を発揮しながら、住まい手さんと一緒になって進めていくのが良いと思います。
ここからは造作仕事が中心になっていきます。少しずつ暑さも増していきます。
古民家ならではの涼しさを味わいながら、大工さんは腕を振るっていきます。
静岡県藤枝市青南町2丁目8-7
育暮家はいほーむす