2019.03.28 静岡古民家レポート

藤枝で古民家リノベーション vol.3

藤枝の古民家リノベーション、いよいよ仕上げの工程に入っています。

今日は左官さんが塗り壁を仕上げている様子をお伝えします。

変換 ~ nuri1.jpg

左官さんが壁を仕上げる時に使用するこての一部です。

昔は木製や鉄製が主でしたが今日ではプラスチックコテも使用されます。

入隅・出隅を仕上げるための曲がった形状のものや大きさも色々あります。

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既存の土壁には、何度か手が入っていて部屋ごと仕上げ材が異なっていました。

古い仕上げ材を落して下地処理して、再度上塗です。

足場を動かしながら、こてを取り替えながら壁を平らに塗っていきます。

今回はきららという自然素材の塗り壁です。

今回は素材の関係でマスキングテープを使用しながら柱や梁のチリぎわを

きれいに仕上げていきます。

本来はマスキングテープ無でチリ刷毛できれいに拭きながら仕上げるのですが、

古材にはいぶされた済等がついていてチリ拭きをすると白い壁材が黒く汚れてしまうので

マスキングテープを使用しました。

変換 ~ nuri3.jpg

梁の曲がりに合わせたり、

変換 ~ nuri4.jpg

スリットがあったり、腕の見せ所がたくさん・・・。

難しそうなところもきれいに仕上げられています。

職人さんが手際よく仕上げていく様子は見ていてなんとも小気味いいものです。

壁が仕上がるのは女性のお化粧でいうとベースメイクの完成といったところでしょうか。

あとは照明器具などをつけて出来上がりです。

ベースが質感よく自然に仕上がると出来栄えもよくなります。メイクと同じですね。

次回は建具のことをお伝えしていきます。

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