2024.04.08

リフォームして地元の木に囲まれて暮らす

蜜ロウワックスをDIY

島田市のリフォーム現場が間もなく引き渡しをむかえます。

先日、仕上げの作業として住い手さんに地元の大井川の桧の床板に

蜜ロウワックスをDIYにて施工していただきました。

育暮家で大切にしていることに「ともに喜ぶ」があります。

リフォームしてともに喜ぶ、お施主さま、職人さん、素材や設備機器のメーカーや販売店さん、

そして私たち。

その為には、一緒につくりあげ感謝しあう過程が大事だと思っています。

そんなわけで、住まい手さんご夫婦にハニーオイル「蜜ロウWAX」を

桧のフローリングに塗っていただきました。

初めての体験です。でも、自然な素材だから身体にも害がなく大丈夫です。

ポイントは塗りすぎないことだけです。

甘い蜜の香りに包まれながら約1時間、waxは身の繊維の中にしみ込んでいきます。

しっとりとした風合いになり、今後は2,3年後にもう1回塗る程度ですね。

 

DIYのポイント

ワックスがけやウッドデッキなどの塗装をDIY経験は、日々のメンテナンスにも役立ちます。

きっと愛着を深めて頂くきっかけになります。

それに、自分で塗れば施工費もかからないので経済的ですね。

 

昨年末にアメリカリモデル研修に参加しアメリカに出かけました。

その際、「そうなんだー」と驚いたことがあります。

それは、日常的に行われるアメリカでのDIY事情です。

アメリカでは大工工事のような建築専門的な部分までDIYを広げると連邦法や、州法などの

法令を犯してしまうことも多いというのです。

そのことによって不動産価値、資産価値を落としてしまうリスクにつながってしまうのです。

 

私たちがやるべきところは私たちが、住まい手さんが日々メンテナンスとしてできるところは

住まい手さんが。

プロの領域とは一線を引きながらDIYを活かす、楽しむことが大事だということですね。

いずれにしても、手をかけ気持ちを込めることで間違いなく家の長寿命化につながります。

※アメリカの職人さん。

 

地元の木に囲まれた暮らしが楽しみ

リフォームが終わって、静岡の人気のフリーペーパー「すろーかる」さんの取材がありました。

5月号の取材依頼をお願いすると、いいですよと快諾してくれた住まい手さん。

取材を受ける中でいろんな感想をうかがうことが出来ました。

「地元の木に囲まれる新しい暮らしが楽しみ」

「冬暖かく暮らせるのが嬉しい」

と、奥さまから嬉しい声です。

これからファブリックが揃っていきます。

大井川の森の木は地元に暮らす喜びを広げてくれます。

 

トータル的にはメリットの方が大きくなる。

最近のリフォームは「きれいに、新しく、広く」などの従来型のリフォーム目的に

「健康、災害に強く、QOLを高める、命を守る、サスティナブル」などの重要な要素加わりました。

ただ、どうしてもその分の予算が増えてしまいます。

 

でも、寒さや暑さ、地震や台風、更に光熱費高騰などのリスクの軽減は

未来の費用発生を抑えることにつながり、トータル的にはメリットの方が大きくなります。

 

こちらのリフォームも予算の壁との戦いでした。

さて何を削り、何を次に回すかなどの検討が何度も行われプランにも知恵を絞りました。

リフォームする範囲も今必要なところと将来に回してもいいところを整理することから始めました。

 

段階的な性能向上リフォームとなりました。

寝室から水回りに重点を置き、エリアを絞った断熱化エリアを設定。

リタイア後にリビングダイニング・和室の断熱強化が出来るように必要な準備工事はしておく。

避けなければならないのが「もったいないリフォーム」です。

あとでリフォームしたところをやり直すことになってしまうようなリフォームは絶対避けたいのです。

そのようなことを共有し、段階的な性能向上リフォームとなりました。

 

※もったいないリフォーム解説動画を制作中です。4月末にはアップできると思いますので

是非、ご覧ください!

UP近くなりましたらHPなどでお知らせいたします。

 

4月末からの連休にお店や施設で見かける「すろーかる5月号」を気にかけてください。

50代のご夫婦がいきいきとした暮らしを求めた育暮家リフォーム実例をぜひ、ご確認ください。

 

桜が散り始めました。

もう少しだけ桜が楽しめそうですね。