リフォームでお気に入りのリビングを安全に暖かく 島田市
年が明けて一斉に育暮家のリフォーム工事が始まりました。
島田市では内容は様々ですが数件のリフォーム現場がスタートしました。
耐震と省エネ(断熱補強)そして劣化対策
どのリフォームでも欠かせないのが、耐震と省エネ(断熱補強)そして劣化対策です。
こちらの現場では体力壁(地震の揺れに抵抗する壁)の補強のために基礎工事を行いました。
耐力壁を作ると柱に引き抜き力が掛かる場合があります。
上の写真で柱についているボルトの金物がホールダウン金物です。
この金物が引き抜きを押さえる役目をします。
こちらの現場では内部側から耐震ボードを張って耐力壁を作ります。
既存の床組みの下に新たな基礎をつくる場合は上の写真のように
土台の下にもぐっての作業も多くなります。
でも、床下が乾燥していてきれいな状態ですので
作業はやりやすかったと思います。
床下と天井は大事 – 静岡、藤枝のリフォーム|38年以上の実績の育暮家リフォーム (hihomes.co.jp)
壁の上には梁が必要です。
大井川の森の木で補強梁が施工されます。
リフォームではこの梁の補強がおろそかにされる場合があります。
土台と頭の材そして柱が一体になって地震や強風に強い家になって行きます。
地震に強い家は耐力壁がバランスよく配置されることが大事
写真に見えているのがあんしん君という耐震ボードです。
新築屋外用 ニチハ耐力面材『あんしん』 商品特長|耐力面材|商品情報|ニチハ株式会社 (nichiha.co.jp)
地震に強い家は耐力壁がバランスよく配置されることが大事になります。
部分的リフォームの際にはその部分が必要以上に強くなるのは良くありません。
育暮家では部分的耐力補強の有効性のために、建物全体の補強計画を行ったうえで
部分的リフォームになった部分の耐力壁の配置を考えます。
ボードのような面材の耐力壁は釘やビスの長さや強度そしてピッチは
耐力に影響しますので、施工時の確認が必要です。
ただ、面材にはほかの役目(防火や防音他)を持たせて施工する場合もあります。
そこは釘などを荒く施工し、地震耐力のバランスを崩さないように考えます。
古い断熱材
既存の壁には50㎜グラスウールの断熱材が入っていました。
性能不足や施工の状態もあり撤去することにしました。
今回はリフォーム部分の断熱性能を床、壁、天井、窓など合わせて3倍以上向上させる設計です。
こちらのリフォームはLDK、ユーティリティーそして
将来の寝室スペースのリフォームです。
ロケーションのいいお住まいです。
春からは気持ちのいい暮らしが始まります。
耐震、断熱工事が進むと大工さんは内装工事に入ります。