寒いRCの家をリフォームで暖かく
すてきなお風呂だけど寒い
静岡市でWRC造の住まいの浴室リフォームが進んでいます。
既存の浴室はモノトーンでシックで落ち着いたタイル張りの
すてきな浴室です。
洗面所とのつながりもオープンで開放感があります。
30年ほど経過していますが、お手入れも行き届きとてもきれいです。
「寒さが気になりだしました」
なぜリフォームを?
その理由は寒さです。
鉄筋コンクリートの躯体にタイル張り、断熱層もなく
北側の場所にある浴室、洗面所は躯体が冷やされると
そのまま室内も冷えてきます。
すまい手さんご夫婦はセカンドステージに近づいてきています。
「寒さが気になりだしました」
そこで今回のリフォームのご相談がありました。
寒さ対策、躯体結露対策で断熱施工、耐用年数が迫る配管類などの取り換えを施行し
ユニットバスへの改修です。
脱衣洗面所の床も断熱補強の上無垢の大井川桧のフローリングを張ります。
解体工事が始まりまりました。
熱の伝わりやすさの違いが分かります。
配管類はすべて取替です。
配管工事が終わると土間コンクリートを打設し、床、壁、天井に
断熱材施工です。
断熱材について少し説明させていただきます。
断熱材はフェノバボード45㎜(熱伝導率0.019w/mk)を使用します。
ちなみにコンクリートの熱伝導率は0.4~07w/mkです。
熱の伝わりやすさの違いが分かります。
断熱材の性能は熱伝導率、熱貫流率、熱抵抗値などで表します。
そこに面積、厚み、温度差などの要素が加わり
室温やエネルギーが計算できるようになります。
ただ、コンクリート躯体の場合は
室内側の部分的断熱施工では躯体を伝わっていく熱は防ぎきれません。
理想は外壁、屋根全体を断熱材で覆うことですが
ライフスタイル、使用スペースなどから費用負担が大きすぎます。
結露対策しながら室内側のコンクリート壁の断熱補強しながら
ベストを尽くしたいと思います。
家の力リフォームHPのこちらのページも参考にご覧ください。
技術や素材の整理 – 静岡、藤枝のリフォーム|38年以上の実績の育暮家リフォーム (hihomes.co.jp)
担当スタッフ