2023.09.13

家が蘇りました。社内検査で感じたこと。

住む人を失ってしばらくそのままになっていた家が蘇りました。

今回手掛けさせていただいたリフォームは

この家を大切に守っていきたいという思いが実現させました。

すまい手さんは暮しの拠点を別に置き、

この家には時々来て、浜風が抜ける静けさの中で

自分の時間を自由に過ごしたいと言われました。

 

傷んだところや弱っているところや弱点などを補強すること

私たちの仕事はこの家の傷んだところや

弱っているところや弱点などを補強することがメインでした。

この家を建てた当時に出来るだけ近づけることが目標です。

家が蘇る、そのための基礎石などの補強は家を支える大事な部分でした。

見えなくなってしまうところですが優先的に施工する部分です。

 

家の力参考ページ ↓

床下と天井は大事 – 静岡、藤枝のリフォーム|38年以上の実績の育暮家リフォーム (hihomes.co.jp)

畳の下のあら床を貼る大工さん

 

いかにこの家と向き合うか、最初に共有した価値観

畳の下の既存の床板はかなり傷んでいたので取り替えをしました。

床の断熱材は昔のままの暮らしを描き体現するというご希望や予算から

あえて施工しませんでした。

この判断となったのは、リフォーム相談の中で

いかにこの家と向き合うか、最初に共有した価値観でした。

雨漏りで痛んでいた丸太梁は取り換えをしました。

他の古民家の家の材が再利用できました。

手前の大きな二重梁が取り替えられた梁

取り替えた梁は古色で色あわせです。

質素でシンプルな元の家に再生されました。

 

何もない畳の部屋の連続。

白基調の壁と天井の室内空間とインテリアは世界共通の内装となっています。

そんな中、この日本の素朴で質素でそして清楚な空間は

あらためて日本人の感性に触れ、また日本人であることを意識させてくれました。

 

住宅:和の住まいの推進 – 国土交通省 (mlit.go.jp)

 

家が蘇りました。社内検査

リフォーム工事が終了し社内検査を行いました。

そこでチェック確認することは何か?

今あるチェックリストだけでは

この家を蘇らせる「家の力」は見えてこない。

スタッフみんな何かを感じた社内検査でした。

 

家の力参考ページ ↓

家の力 リフォームとは – 静岡、藤枝のリフォーム|38年以上の実績の育暮家リフォーム (hihomes.co.jp)