「人生に一度の大仕事」を何度でも。
育暮家はいほーむすが募集した「大工さんなりたい人の背中を押すコピー」で
小林正季さんのコピーが大賞となりました。
それは
「人生に一度の大仕事」を何度でも。
です。
他の企業さんが募集されたコピーも合わせて4000以上あったかと思いますが、
モノづくりへの思いや課題に対するコピーに大賞が渡ったことにうれしさがあります。
講評で審査委員長岡本欣也さんからは、「コピー慣れした中でセンスのある上手なコピーを作る人が増えている。
だからこそ、素直でひねりのないコピーが人の心を打つのかもしれない。
でも、このコピーには特別な言葉ではないけれど、いろんなメッセージが込めらえていると思います」
こんなコメントをいただいたと記憶しています。
一番左が小林さんです。
大賞の発表の前にこのイベントに協賛した企業の協賛賞選考がありましたが
なんと、私が選んだコピーと同じものが大賞になったのでした。
これまた、うれしかったです。
これはYKKさんが毎月届けてくれる情報誌です。
大工さんの数が激減している様子と未来の懸念を示したグラフが添えられています。
減少は大工さんだけではないのですが、人口減に産業と職業の多様化、
収入や社会保障不備や格差も手伝って減少に歯止めがかからない状態です。
では、家づくりに魅力がないのか?・・・・
確かに、利益や効率、ビジネス優先が求めらる時代にあって
作り手のあるべき姿は一つではないのですが、やもするとモノづくりの原点を見失う
ことにもなっている気がします。
そこには「魅力を捨てている」「魅力が見えづらくなっている」「魅力を伝えていない」
「魅力を作り出していない」「魅力を評価していない、されない」「魅力を表現するチャンスがない」
「魅力をつなげない、つなぎたいと思わない」
という現場の存在があります。
魅力は「自分の仕事」と置き換えられます。
「自分の仕事を捨てる」「自分の仕事が見えづらくなっている」「自分の仕事を伝えています」
「自分の仕事を作り出していない」「自分の仕事を評価していない、されない」「自分の仕事を表現するチャンスがない」
「自分お仕事ををつなげない、つなぎたいと思わない」
これにはどこに課題があるのでしょうか。
今回のコピー大賞協賛にはその答え探しの意味も含んでいました。
「大工さんなりたい人の背中を押すコピー」には670点が集まりました。
その中の100点には目を通しました。
私達の業界、実態を知らない方の応募がほとんどですので、的外れもあります。
でも、私たちの井の中の蛙から抜け出すヒントもたくさんあるように思います。
集まったコピー670点を無駄にさせないことが私たち育暮家の役目です。
魅力を伝え、発見し、体験し、誇りとなりつないでいく、
そして、「自分の仕事」を手にする環境と職場、価値観を育てていきたいと思います。
さあ、もう一つ新しい育暮物語の始まりです。
Posted by sample5 2018/12/11/火 09:28 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path