残暑のなか、西日に当たる家のSRYアクション
住まいの暑さ対策は、健康面だけでなく、
省エネや光熱費にも及びます。
8月にも入っても、暑さの話ばかりでうんざりかもしれませんね。
この先も地球温暖化が進むなかでは暑さから逃れようがないと覚悟しています。
とはいえ6月から10月まで5か月間、暑さに悩まされるとなると何もしないではいられません。
住まいの暑さ対策は、健康面だけでなく、省エネや光熱費にも及びます。
これからの住まいのリフォームでは、必須の改修工事のポイントです。
新築される方はよく理解されている住まいの断熱、
しかしすでに家を建てた方にはあまり情報が伝わっていない気がします。
家の性能を住まい手の方に分かりやすくするために、性能を表示する制度があります。
下に国土交通省の令和4年版ガイドBOOKがあります。
(※注、但し来年から大きく変わる項目があります。)
230202_住宅性能表示制度pamphlet(新築)原稿案_v18 (mlit.go.jp)
まずは自分の家がどのような性能か、おおよそでも知りたくなりますね。
20年前にリフォームした住まい様子をちょっと覗いてみました。
平成11年基準のに合わせた家です。断熱等級4レベルです。
朝日と西日は窓や壁に当たって、家の中を暑くさせます。
ということで西日が当たっている、9月9日16:00頃の様子を調べてみました。
外壁は杉板張りですが、西日が当たっている場所の表面温度は60℃もありました。
杉板は15㎜その下の断熱はグラスウール10k100mmです。
木の陰になっているところを測ってみると、41℃。
木が西日を和らげてくれることがわかります。
窓ガラス部分は38℃、※
ガラスは強化ガラス3mペアガラス、アルゴンガス入り。
この時間の外気温度は? 32℃
さて、室内は? 34℃です。 壁はプラスターボード9.5mm
エアコンは使っていません。
天井は? 35℃ 屋根通気層なしでした。断熱はグラスウール10k155㎜
床は? 33℃
室内温度は? 31℃
体感温度は? ≒32℃ (各場所の表面温度の平均+室温÷2=体感温度)
湿度は67%
熱中症ゼロ・・日本気象協会推進 hpに下のようにありました。
こんな人は特に注意!「室内で過ごす人 」 | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進 (netsuzero.jp)
- 室温が28度以上になると、熱中症の可能性が高くなります。
- 湿度が高いと、気温が28度以下でも暑く感じる場合があります。
- 室内の湿度が70%だと熱中症警戒レベル、71%以上になると厳重警戒レベルとも言われています。
このままだと、熱中症リスクが高いですね。
この家にはシーリングファンがあります。
育暮家の「着衣de快適×着衣de省エネ」動画を参考にしていただきながら
エアコンもうまく使って暑い秋、熱中症に注意しながら、涼しい秋を待ちましょう。