リフォームの良し悪しは技術の差にあるといっても過言ではありません。
リフォームは既存の住まいの不満、不快、不便、不安等を取り除き、快適な暮らしを実現することや住まい性能向上で資産価値を高め、かつ長持ちさせることにつながります。それだけに設計や現場の品質管理の質が問われます。また、新築と異なる大きな点は様々なつくり手により建てられ、多様な年代や工法の家が相手となり、現場の経験や知識や技量が求められます。やもすると見た目のデザインや設備をアピールするリフォームが良く見える場合もあり、見えにくい技術がおろそかにされる危険を感じることがあります。育暮家リフォームは技術とデザインの両立を大切にしています。
リフォームの設計は現場調査からスタートします。既存の図面を預かる場合もありますが、その図面をうのみにはできません。設計変更が反映されていなかったり、小さな変更が繰り返されている場合、また増改築によって当初の図面とは大きく変わっている住宅もあります。
現場確認と同様に大事なヒアリング。家の歴史やご家族の様子、聞き取りを通して本当に実現したいことに近づいて行く。いきいきとしたリフォームの設計はいきいきとした聞き取りが勝負です。その為には私達がいきいきしていることが条件となるのです。
「この家は丈夫だろうか」時間が経過するほど気になるものです。家がいくら丈夫でも地盤が悪く何も対策されていなければ強い家とは言えません。その家の特徴や施工状態の把握ができなければ
うまく家を強くすることはできません。机上の耐震補強はいくらでも出来ますが結果に責任は持てません。現場では予想外のことも多く、現場の判断力はもっとも重要になるからです。
新築とは異なる「強い家にリフォーム」する技術、構造の専門家と経験者との連携が欠かせません。
耐震補強を計画するときは敷地の地盤強度に注意し、配慮しなければなりません。
第一波の地震に耐えても初期強度を失っている家は、長い揺れや繰り返される余震によって、次第に損傷を増し倒壊にいたる場合もあります。ゆえにただ耐力壁を増やすばかりではなく、粘りのある構造補強や柱梁の接合部強化も考えていく必要があります。
住まいと暖涼感は今までのリフォームではあまり関心を持たれていませんでした。しかし、エネルギー問題、地球の温暖化、エコとランニングコスト最近では健康管理から無視できなくなりました。
育暮家は25年前から太陽を活かす技術に携わっています。自然の力を活かすパッシブデザインの技術に於いては先を走っていると思いますが、この数年の断熱技術のレベルUPに対し、過去に私達が施工した大半の家が旧基準である現実にも目を向けていきます。暖かく涼しくする設備は進歩していきます。でも私達は高設備高リスクを実体験し、設備に頼る前にやるべきことがあると考えます。
「昭和初期の家を残していきたい」その為には、暗い、不便、耐震不安の定番課題を解決していかなくてはなりません。それは古民家リフォームに求められる技術の核になります。森林国であり地震国日本の伝統的木造建築は世界に類のない誇れる技術です。新しく建築することはむずかしくなりましたが、現役の家として暮らしを支える古民家の家は少なくありません。阪神、中越、東北の地震は古民家をいかにすべきかを教えています。
若い人たちが喜んでつないでいく日本の家にすべく古民家リフォームの技術を磨いていきます。
築25年で建て替える、高度成長期のスクラップ&ビルドの発想を持ち込む人は少なくなりました。家は手をかけ愛情をかけていけば長く住む人の期待に応えてくれるものです。構造的不具合がない限り、家は点検と早めのお手入れで間違いなく長持ちします。課題は誰がどのように点検するのかです。
日常点検は住まい手さんの役割で、必要な時期に私達専門家の点検を加えていくのが基本です。亜熱帯化が進む気候は新たな課題でもあり、空家問題も家の寿命を縮めます。つなぐことと長持ちさせることは共存して成り立ちます。私達の「つなぐお手伝い」は家の長持ちに貢献しやまないものと信じています。
設計、現場を中心に品質管理が必要です。育暮家リフォームにおいての品質管理は設計では「設計ルール」現場に於いては「事前調査」、解体工事、耐震、断熱工事、木工事、設備工事の「中間検査」、そして「完成検査」で対応します。
住みながらのリフォームでは、よりタイムリーに品質管理されなければなりません。現場の数と人の数と検査のバランスが適性を欠くと品質管理の質の低下を招くので注意しています。
リフォームの目的に「健康」というキーワードが加わっています。私たちは長い間住まいと健康について考える場合、段差解消や手すりなどの安全面からの発想が主でした。
近年住まいと健康の関係が室温と深いことがわかってきました。この温度と健康の課題を解決するのが「健康を支える技術」です。国を挙げて取り組み健康と住まい・リフォームの提案、施工でお役に立ちたいと思います。
頻繁化する地震、台風、集中豪雨など過去を上回る自然災害に多くの方が不安を抱えています。私たちつくり手も想定外という言葉で見過ごしてはいけない現実に向き合っています。地球温暖化が要因とする声も高まっています。ならば、この先は地球規模の問題が解決しない限り自然災害は大型化し、繰り返されると考えなければなりません。
家づくりの基準は建築基準法や金融支援機構などに沿って進められてきました。その基準では対応できなかったり、住まいのメンテナンスの不十分などから大きな被害に発展する場合が出てきました。今被害を最小限に抑える「減災」について考える必要が生まれています。
私たちは「減災リフォーム」と名付けて、大きな災害に備える提案と施工を積極的に進めて参ります。
豊富な太陽エネルギーと風に恵まれた静岡ではこれらの自然の恵みと応答しながらリフォームで如何に活かしていけるか考えなければなりません。パッシブデザインの経験が豊富な育暮家リフォームだからこそのアイデアも豊富です。心配するのはむしろその逆です。
従前の家が既にパッシブデザインの考えが反映され日常でも十分その魅力が発揮されている住まいも多いのですが、つくり手がその恵みを無視しリフォームで失うことです。それだけにパッシブデザインの普及は育暮家の役割と考えています。
太陽のエネルギー、力はとても大きいです。季節に応じて太陽角度が変わり、また陽の出、日の沈む方向も大きく変わります。ここは住まい手さんが日々の経験からご存知ですのでリフォームのパッシブデザインは住まい手さんとの二人三脚が楽しく有益です。
まずは軒の深さや窓の配置を検討しましょう。採光確保ではトップライト(天窓)を活用しましょう。窓の3倍の明るさを計算できるので中廊下や北側の暗い所にもってこいです。
風向きは地域や敷地によって異なります。また季節や時間によっても大きく変化します。風通しのよい家をつくるために、まずはどの方向から風が吹いてきても風が通るようにしておくことが基本です。「この敷地では北から風が吹くことはない」なんてことはまずありません。
また、風はまっすぐ進みます。壁にぶつかっても方向を変えて進みます。この性質を頭に入れながら、間取図を広げて通したいところに風を導きましょう。風は温暖差で起こることも忘れないようにしましょう。地窓や高窓はリフォームでいきてきますよ。
断熱、気密をあげた家に直射日光をいれてしまうととっても暑い家になってしまいます。冬の太陽の陽だまりはほっこり暖かい場所ですね。そうです。日射はありがたいものでもあり迷惑なものでもあります。だから住まいに太陽を活かすためにはパッシブデザインの技術や日射コントロールが必要になるのです。
でもそれは難しくありません。昔からやってきたことをおさらいすればいいのです。日射は窓の外で遮る、すだれやよしず、樹木や緑のカーテン、最近ではデザイン性にも優れたルーバーやスクリーンなどの日除けアイテムがぞくぞく誕生しています。
太陽の恵みをいただいてもザルのように熱が逃げていく家では意味がありません。リフォームでは窓を優先して断熱強化しましょう。熱の出入りが多い場所が窓だからです。見た目重視のリフォームでは予算面からも断熱気密がおろそかにされます。
光熱費や快適性は後になって分かるものです。育暮家リフォームでは優先順序を明確にしてご提案いたします。ただ断熱は正しい知識と技術で施工されなければ結露などの欠陥を招きますので注意が必要です。
省エネ・エコの技術は気持ちいい住まいを実現し、家計にもやさしいのです。
以前はリフォームで省エネやエコにしようと考える方は少なかったと思います。省エネに我慢や倹約のイメージが強く、意識の高い方が取り組むものとされていたような気がします。工務店もそうでした。また、住まいのリフォームではどのようにすれば省エネに出来るかという技術や物や情報も少なく、たとえ取り組んだとしても中途半端で終わっていたのではないでしょうか。そして今、もはや住まいのリフォームで省エネ・エコを無視することはできません。それはエネルギー消費削減への取り組みでもありますが、むしろ、省エネ・エコでより快適な住まいを実現し、家計にもやさしいと評価されるに至ったからです。
育暮家リフォームが得意とする省エネ・エコで住まい手さんの期待に応えていきます。
住まいのエネルギーと言えばなんでしょうか。電気、ガス、灯油・・。最近「1次エネルギー」という言葉をよく見かけますね。電気ガス灯油のモトになっている石炭、天然ガスなどの自然のままにあるエネルギーのことを指しています。
省エネはこの1次エネルギー(枯渇エネルギー)の消費量を減らすことなのです。省エネリフォームを考えるときは、まず家の周りの太陽、風、水をうまく活用し、そのうえで省エネ家電を加えていくことが育暮家リフォームの流れです。
日本の家は夏向きにつくられてきたので隙間は許容されてきました。でもその隙間は冬には厄介者になり、冷たい隙間風に悩まされてきました。
寒さ対策としてまずは隙間ふさぎです。その次は温めた熱を逃がさない工夫です。人間で言えば服をたくさん重ねること、住まいで言えば断熱材で床、壁、屋根、窓を包むことです。
家の保湿がよくなれば、暖房、冷房の効きが良くなります。そうして温度変化の少ない生活が可能になります。でも、そこには正しい知識と施工がされていることが条件となります。間違えると空気を汚したり結露を引き起こしたりしてしまいます。
熱は窓から逃げ、窓から入る・・・この当たり前をずいぶんあいまいにしてきました。ここにきて、断熱性能のいい窓がたくさん供給されるようになり、窓の断熱改善は安価で容易になりました。窓の役割は外とのつながりが主ですが、積極的な自然とのつながりをつくるリフォームは、住まいに自然を取り込む醍醐味がいっぱいです。窓から風や太陽を取り込む工夫、その逆の遮る工夫、それぞれの効果で暖かくも涼しくもなるのです。ここがうまく行ったときは本当にうれしくなります。
新築では周辺環境を読んで家の配置や形を設計していきますが、リフォームで家の向きまで替えることはまずないでしょう。それだけに内外の状況をしっかり把握したリフォームプランが求められます。明るくする、風を通す、陽だまりをつくる等家の間取りや形の工夫で省エネ・エコで気持ちのいい住まいに変身します。キッチン、寝室、お風呂や洗面の風通しリフォームは毎日のいきいき家事や質のいい睡眠へと導いてくれるのです。
エコ設備とはどんな設備でしょうか。省エネエアコン、太陽熱給湯、太陽光発電、LED、高効率ガス、電気給湯、断熱バスルーム、節電機器その他エコ設備はますます増えていきます。
では賢い選び方とはとなるわけですが、とにかく設備はメンテナンスや故障取り替えがあるということを頭に入れておくことが大事です。せっかく良い設備も取り替え費用負担が大きくて更新されない事例をみてきたからです。
その次は我が家の事情にあった設備を入れるということです。家の性能、家族の数やライフスタイル、価値観、日射事情などからそれぞれの使用効率や快適性で選定していきます。ここは私達がお手伝いするところです。そしてエコ設備のメリット・デメリットを十分理解し、エコに使用する努力がエコ設備を上手く機能させることにつながります。最悪なのがエコ設備を入れたことに錯覚し、今まで以上に使いすぎてしまうことです。育暮家リフォームのお勧め一番は太陽熱給湯設備であることも付け加えておきたいと思います。
我が家の省エネチェックコーナーに進んで、ときどき省エネ度のチェックをされると安心ですね。
五千万戸の既存住宅の省エネ・エコ推進が進めばエネルギーの自給率を上げ、地球温暖化の防止にも貢献します。新築住宅や工場での省エネ度は新たに改善されていきますが、既存住宅は家のつくりや様々なライフスタイル、資金的余裕が絡んで劇的にエコ住宅を増やすことは困難かと思います。ライフステージの変化に伴い発生する大型リフォームでエコ住宅に変身させ、不満解消のミニリフォームでエコ暮らしを一歩前進させる。こんなスタンスが育暮家リフォームのエコスタンスです。
新築ではゼロエネルギー化に進んでいますが、リフォームではまだハードルが高いのが現状です。それは既存建物を性能向上するコスト負担が大きいからです。そこでまずはエネルギーを半分で暮らすためのリフォームを目指していきたいと思います。1985アクション活動が提供するソフトを利用し、リフォームプランをご提案いたします。
素材はそれぞれの特徴を活かし、適材適所に配置することで家の耐久性を上げて家を守り、屋内ではご家族の健康維持と気持ちのいい空間づくりにつながります。職人さんと、住まい手さんが手をかけ時間をかけ、素材に愛着を込めていけること、そこにこたえる素材選びが育暮家リフォームにおける素材に向かう姿勢です。
自然素材、言葉を換えれば大地に還る素材と言えるかもしれません。木や土、植物を加工し或いはそのまま内装材、塗料、外装材にと使用されます。でもここでも適材適所の原則を機能させます。耐久性を要求されるところにふさわしくなければ代替えとして自然素材以外も使用します。その時はリサイクルさせる素材が選ばれます。
私達は大井川の恵みと共に暮らしています。そこには戦後植林され、建築用材と育った杉やヒノキの美しい森があります。15年前から大井川の森の木を住まいの構造や床や天井、家具にと使用しています。使いこまれた地産地消の素材は住む人の心を豊かにしてくれます。
リフォームでは年月を重ねた素材や先人の仕事に出会うことになります。そこで大切にしたいことは経年美は手技の美しさを評価する目です。再生され新しい輝きを放つもの、今まで通り目立たず自然に納まっているもの、リフォームは歳月を重ねる魅力を活かす場でもあります。
家の寿命はメンテナンスで左右されます。降雨量が多く湿度の高い時期が長い日本は劣化のスピードが速いと言えます。それだけに定期的なお手入れは必要になります。
劣化対策だけではないお手入れもあります。磨くこと。心が込められた素材は寿命が尽きるまでいつまでも住み人のそばで幸せそうにしています。
価格は素材、原料と手間、作業代そして技術料と経費で構成されます。中にはご自分でできる作業もあります。内装壁塗りなどで職人技術を求めない仕上げの場合はお友達などの協力を得ながらDO/ITにチャレンジされるのもいいですね。コストダウンにもなります。
床材は空間や家具家財に意匠的影響を与え、人には足元から触感として気持ちよさや不快さを感じさせます。温熱的には調湿や保温、断熱などから室内環境に影響を与えます。
毎日人が歩き、家電の動く床材の選択は耐久性、耐水性にも心配りしなければなりません。「足元がきれいだと他もきれいになっていく」そんな思いで床を見つめています。
初めてのリフォームでは心配になることも多いことかと思います。また大型リフォームではどのような工事になるかイメージ出来ないかも知れません。ここでは一般住宅を対象に大まかな工事の様子を工程に沿ってご紹介します。工事の準備やプラン作りの際の参考になればと思います。
工事に入る前の準備です。
工程の確認、駐車場の確保、ご近所へのあいさつ回り、資材や廃材置き場や搬入路の確保、工事場所の区画と養生、仮設トイレや水場の確認、職人さんの紹介、施錠の確認などなど工事に入る前にすべきことをチェックリストに基づき行います。
外壁や屋根に関わる工事があるときには、足場が必要になり、お隣にご迷惑をおかけすることもあります。
準備万全でスムーズなスタートを切りたいと思います。
また、工事に伴い工事中の不慮の事故や災害に関する補償内容や保険などを再確認いたします。
住みながらの工事では何かとご不便をお掛けいたします。
特に家の中では工事エリアと生活エリアの区分けを上手に行いたいと思います。
通路確保や埃などの飛散防止、家財などの養生、生活機能の確保など相談しご協力もお願いしながら進めます。
工事中の報告・連絡・相談は工事担当者へお願いし、口頭、電話、メールなどのコミュニケーション方法もご相談いたします。
浴室工事ではコンクリートのはつり作業が伴うことがあり、大きな音が発生する場合もあります。
近隣へのご挨拶と防音対策、埃対策に注意します。
増改築工事では屋根外壁を解体します。
解体に伴う防犯、雨養生をしっかり行い、アスベスト処理にも十分注意を払います。
再利用する材は事前に確認し、必要に応じ大工さんが外します。
解体時に建物の不具合を発見することもあります。
不具合を発見した時はご報告し対処方法をご説明いたします。
耐震補強で基礎の補強、増築工事で基礎を新設する場合とリフォームでの基礎工事は少なくありません。
特に既存の基礎の強度をあげるためや不動沈下した基礎の補強にはケースバイケースで対応していきます。
筋交いなどの耐震補強に伴い、柱の引き抜き対策のホールダウン金物を有効に設置していきます。
床下換気が不十分の場合は、換気確保と基礎補強のバランスをとりながら進めます。通気確保の為に基礎が弱くならないよう配慮します。
リフォームは大工工事が中心となります。
最近は既存の建物の工法も多様化し、その工法に強い職人さんが求められることもあります。
まずは構造補強を行い、それから断熱工事、内外下地や仕上げ工事を行います。断熱気密施工が重要になる中、知識のない、経験のない大工さんは省エネリフォームには向きません。
キッチンやユニットバスなどは工事途中で据え付けするため早めの発注が必要となりますので、納期確認と工程のすり合わせを十分に行います。防蟻処理は床組みが終わったあたりに入ります。
屋根外装は雨の侵入と関係がありますので、できるだけ早く仕上げます。
リフォーム後のクレームで一番多いのが、壁からの雨漏りというデータがあります。既存との取り合い部は特に慎重に施工しなければなりません。窓も外装工事の一部です。
日射遮蔽に関わる商材がいろいろ開発されています。
庇は雨、日射に対して有効なアイテムです。庇等窓工事に合わせて施工することできれいな施工になりますので、窓については計画段階から様々な角度で検討していきます。
ここまでくるとリフォームも一安心です。
住みながらの工事では場所ごとに生活機能の復旧が急がれますので、内装業者さんは何度も足を運ぶことになります。
仕上げの頃にはいろんな業者さんが重なる場合があり、駐車場もひっ迫する場合があります。職人さんのチームワークと工事管理の質が試される時期です。
内装工事では住まい手さんに参加して仕上げていただくことも可能です。職人さんが手ほどきいたします。
設備工事では床下配管が多い給排水工事が先行します。
配管の耐用年数は約30年とされています。既存の古い給湯、給水の配管はリフォームの際は取り替えましょう。
床下や壁の中での水漏れは大がかりな修理となります。
ここはお金をかけて新しくしておくことが大事です。
猛暑が続く近年、エアコンの取り付けが増えています。後付けの場合、配管で筋交いに穴をあけてしまうことがあります。
リフォーム時にエアコンスリーブ(壁の穴)を取り付けておきましょう。計画段階で既存の設備機器を再利用となっていても現場の状態で取り換えをお勧めする場合もあります。
メリット、デメリットの再確認は長い目で行いましょう。
工事完了時には社内検査後お客様と現場確認を行います。
その時点で気づかないこともあります。育暮家のコンセプトは工事後が本当の家づくり、暮らしづくりとしています。
引き続きいろいろご相談いただきながらいきいき暮らしづくりをお手伝いさせていただきます。最後にご近所に完了のご挨拶を行い気持ちよく終了いたします。