2019.08.02 静岡古民家レポート

清水区で古民家を解体して新築住宅に一室移築しました。工事完成間近です。

昭和初期の古民家、家族の暮らしを育んできた歴史が詰まっています。
ライフスタイルの変化に伴い、寒い・暗い・使いづらいの解消のため、再生リフォームの検討が
始まったのが3年前だといいます。
リフォームの検討の過程で建替え新築との比較も何度となくされました。
予算から見れば、でも2度とこのクオリティーの家は建てられない、そして愛着も深い。
答え探しと施工業者の選択が同時に進んでいったと聞きました。
大手住宅メーカーさんとのやり取りもあったようです。
迷われる住まい手さんに最後に私たちが提案させていただいたのが、
「玄関脇の一間を新築の中に再現しましょう」でした。
とはいえ、そうは簡単にはことは運びません。どのように組み合わせるか、材はうまく外せるか、
どう架構を見せ、その空間をどのように使う場所にするか、既存の材のかけ方や寸法や収まりを確認し、
図面に落としていきました。
そして、もう数日で完成のところまできました。
今回は工事中の写真と完成間近の写真を紹介させていただきます。

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これは大工さんの手でばらした解体の様子です。
もう一度再生させる材は丁寧に職人さんの手で外します。

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見学会はお引き渡しの関係で時間が取れません。でも、すろーかる9月号への
掲載を快くお受けくださいました。
9月に発刊されるすろーかるでも育暮家はいほーむすと住まい手さんの悪戦苦闘を
楽しくご紹介できるかと思います。  ぜひご期待ください。