2019.05.31
静岡古民家レポート
静岡で古民家リノベーション Vol.3
今回のリフォームは内外フルリフォームです。
屋根の軽量化、耐震、断熱、外壁、内部は新しいライフスタイルに
あわせて改装です。
完成して建物の性能はぐんと良くなります。
でも、今回のリフォームで大切なのはこの家の歴史と魅力を引き出すことです。
従前のお庭と調和した和室、南側に移ってきたリビング、
広縁には丸桁が長く伸びていてこれは見せたい。
すまい手さんご家族の心に残っている思い出を私たちがどれだけ理解できていたか。
其の評価がもうすぐ現れます。
内外の解体から始まった工事は外装の仕事が左官仕上げを残すだけになりました。
工事で少し荒れたお庭は診療で息を吹き返したようです。
リビングには補強で入れた丸柱があります。
ちょっと邪魔かな?と思うかもしれませんが、これが健康をサポートする柱なのです。
これからのリフォームには「健康」というキーワードは必須です。
なぜ、柱が健康に役立つ?、、、これは次回にお話させて頂きたいと思います。
そして、すまい手さんも板張りに参加。
お庭を目の前にしたユーティリティは大井川の杉壁が張られていますが
其の壁張りに参戦されたのでした。 大工さんとわきアイアイ・・と
工事現場の周辺は街中でやや密集地。
工事ではご迷惑をお掛けしましたが、とてもいい方ばかりで
私たちの工事を暖かく見守って頂きました。
ありがとうございます。
建替えかリフォームかとても迷われたあの日から数ヶ月。
今はリフォームしてよかったな、と思われているような気がしています。
現場にはいつも何かしらのお花が現場を明るくしていました。