【島田市】階段が伸ばす健康寿命

ご主人のリタイヤに伴い、家にいる時間も長くなった。
しかし、結婚を機に建てた家は劣化が進み寒く、暗く、使い勝手も悪くなっている。
建て替えも視野にあったが、新築時に祖父が気にかけてくれた和室を残したいとの思いが、リフォームへと決断させた。

６０代のご夫婦が気にかけているのは健康で暮らすこと。
健康寿命で全国トップを維持している静岡県だが第一目標はそこをクリアすることに。
家のバリアフリー化も画一的ではいけない。
危険をなくすだけでなく積極的に健康維持に役立つ仕掛けが家には必要。その一つが毎日使う階段だと思った。
将来の寝室として１階の和室があるが、２階が寝室である間は必然的に階段を上り下りすることなる。
その階段は健康維持装置となる。
そう発想し、踊り場を２つ、蹴上げの高さを改善。安全で楽に、そして足腰の衰えを防止する階段ができた。
高齢化社会の中で健康増進のためにバリアフリーの必要性を改めて感じた。

２階に物干し場と寝室があり日々、階段の上り下りが危険だったが、とても楽に上がれる階段となってうれしい。
ローカが寒くなくなったし、エアコン一つで冷暖房が可能になり、光熱費も毎日付けて比較しているが省エネ効果が出ている。１年経って見ての結果が楽しみになっている。